アメリカでの生活は夢とチャンスに満ちていますが、安全性について不安もあります。この記事ではアメリカの州ごとの治安と遭遇しやすい犯罪、気をつける点を解説します。記事を読めば、アメリカで安全に過ごす方法がわかります。ポイントを押さえてアメリカで安全に過ごしましょう。
銃社会なのは確かですが気をつければほとんどのリスクは回避できます!
アメリカにおける治安の現状
アメリカにおける治安の現状について以下でまとめました。
- アメリカの治安に関する概要
- 統計データから見るアメリカの治安情勢
アメリカの治安に関する概要
一般的な法則
アメリカでは「この都市が危険」という情報よりも「この地域が危険」という情報が重要です。一般的に人が多い中心部ほど治安が悪くなり、人が少なくなるほど治安は良い傾向にあります。一方で日中の人が多い繁華街の表通りでは犯罪のターゲットになる確率は比較的低いですが、油断してはいけません。日中でも一本中に入った路地に入ると途端に危険になるエリアも少なくありません。
アメリカの治安は地域によって大きく異なります。人口密度の高さや観光客の多さが影響し、大都市や観光地では犯罪率が高いです。銃の所有が合法なので、銃に関連する犯罪は国際的にも注目されています。
犯罪率に影響を与えるのが、テロの脅威や人種、貧富の差です。コロナウイルス感染症の流行によって犯罪パターンに変化が見られる地域もありました。社会状況の変化が治安に直接影響しています。
アメリカでは移民政策の見直しや地域コミュニティの強化など、治安改善に向けた取り組みも進められています。アメリカは文化や経済の多様性が豊かな国です。すべての地域の治安が悪いわけではありません。近年、一部の大都市では犯罪率が減少しています。
アメリカの治安は地域ごとに大きく異なることを理解し、訪れる地域の治安情報を事前に調べることが安全に過ごすために何より重要です。
その地域に済んでいる人達からの生きた情報収集が重要です!
統計データから見るアメリカの治安情勢
統計データから見るアメリカの犯罪発生率は全体的に減少傾向にあるものの、地域による差異は存在します。差異は、犯罪の種類や社会経済状況の違いです。
FBIの統計を見ると、暴力犯罪は過去5年間で約3%減少しており、治安改善の一端が見て取れます。一方で、重大な犯罪である銃乱射事件の数の増加は懸念される問題です。殺人発生件数が全国平均を大きく上回る地域もあり、治安の地域差があります。
お金が絡む犯罪は約10%減少していますが、性犯罪やドラッグ関連犯罪は一部地域で未だ根強い問題です。犯罪は都市部で目立ち、人口密度の高さや貧困率が影響しています。犯罪統計の確認は治安情勢を知る有効な手段です。ただし、警察に報告されたデータにもとづいており、未報告の犯罪があることも意識する必要があります。
アメリカ各州の治安情報
アメリカ各州の治安情報を以下で解説します。
- 治安が良好な州
- 治安が不安定な州
治安が良好な州
アメリカで生活するにあたって、治安が良い州を選ぶことは、安全な生活環境と生活の質の向上につながります。家族や個人の生活にも安心をもたらします。
治安が良好と言われている州は以下のとおりです。
- ニューハンプシャー州
- メイン州
- バーモント州
- ミネソタ州
- ユタ州
以上の州は比較的犯罪の少ない州と言われています。ただしその安全な州でも地域や都市によって治安は大きく異なりますので過信せず情報を集める必要があります。
治安が不安定な州
アメリカには治安が不安定な州が存在します。ただし不安定と言っても比較的安全な地域は存在しますのでご安心ください。この記事の冒頭で述べた通り、地域ごとの治安状況に大きな差があります。
一般に以下の州や都市が治安が不安定と言われています。
- ミシシッピ州
- アラスカ州
州全体の傾向よりも居住地域や働く施設周辺の治安が重要です!
【都市別】アメリカの治安ガイド
アメリカの治安ガイドとして以下を解説します。
- 治安の良い都市リスト
- 治安が悪い都市リスト
アメリカを訪れる際、各都市の治安情報が重要です。治安の状態は都市によって異なり、旅行者だけでなく長期滞在を検討している人にも役立ちます。
治安の良い都市トップリスト
アメリカは、広大な国土に数多くの都市が点在しており、治安が良い場所もあります。日常生活や観光で安全を重視する場合は、治安は極めて重要です。
治安が良いと言われている都市は以下のとおりです。
- カリフォルニア州アーバイン
- メイン州ポートランド
- バージニア州バージニアビーチ
- ニュージャージー州エジソン
- コネチカット州スタンフォード
- ミネソタ州ウッドベリー
- ニューヨーク州シラキュース
- オレゴン州ヒルズボロ
- テキサス州プレーノ
- ワシントン州ベルビュー
治安が悪い都市トップリスト
アメリカには治安が悪いとされる都市があります。現住地や訪問予定の都市の治安情報を知るのは、安心して生活する上で欠かせません。
治安が悪いとされる都市は以下のとおりです。
- ミシガン州デトロイト
- メリーランド州ボルチモア
- ルイジアナ州ニューオーリンズ
- ミズーリ州セントルイス
- アラバマ州バーミンガム
- テネシー州メンフィス
- オハイオ州クリーブランド
- ルイジアナ州バトンルージュ
- ジョージア州アトランタ
- イリノイ州シカゴ
- ネバダ州ラスベガス
- ミズーリ州セントルイス
あくまで一例なので鵜呑みにせず必ずご自身で確認をお願いします!
アメリカで遭遇しやすい犯罪
アメリカではさまざまな犯罪に遭遇する可能性があります。
注意したい以下の犯罪について事前に知識を持っておきましょう。
- スリ・強盗
- 置き引き
- ぼったくり
- ドラッグ
アメリカでの滞在を安全に過ごすため、日頃から防犯意識の向上に努めてください。
スリ・強盗
アメリカでは、スリや強盗といった犯罪に遭遇するリスクがあります。スリや強盗は、人通りの多い場所や観光地で発生しやすいです。外国人観光客がターゲットにされやすい状況にあるため、注意しましょう。自己防衛の対策を心がけることが大切です。
貴重品は身の回りにしっかりと保管し、目立たないようにしてください。ATMを使用する際は、人目がある安全な場所で行い、操作中も周囲に注意を払いましょう。スリや強盗の犯人はグループで活動しているケースもあります。対応としては、抵抗をせず自身の安全を最優先に考えるのが重要です。
事件や不審な行動を目撃した場合は、警察に通報しましょう。旅行の場合は、保険に加入するのも手です。盗難に遭った際には補償を受けられる可能性があります。対策を講じると、アメリカにおけるスリや強盗から身を守れます。
遭遇しないような行動が最重要です。盗られた時は無理に取り返さないようにしましょう!
置き引き
置き引きは、レストランやカフェ、空港などの公共の場でよく発生する犯罪です。公共の場は人が集まり、油断しやすいため、犯罪者にとって格好のターゲットとなります。荷物を椅子にかけたり、テーブルの上に放置したりする行為は、犯罪者に狙われるので注意が必要です。気の緩みが、短時間で置き引きにつながります。
置き引きを防ぐためには、周囲に常に注意を払うことが重要です。荷物は体に密着させて持ち歩くようにしましょう。スマートフォンや財布のような小型で価値のある物品は、盗難の対象になりやすいので、警戒が必要です。監視カメラが設置されている場所であっても、置き引きがあります。
カメラの存在に頼るだけではなく、防犯対策をしっかりと行うのが、安全を確保する上で重要です。
日本とは違う、という意識づけが大事ですね!
ぼったくり
観光地やナイトスポットでは、ぼったくりに注意が必要です。一部の飲食店では、客から過剰な料金を請求する場合があります。料金表が不明瞭であったり、提示されていないためです。店を利用する前は価格の確認が大切です。
高額な請求に直面したら、レシートを保持しておくと、苦情を申し立てる際の証拠になります。ツアーガイドや地元の人から推薦される店にも警戒が必要です。支払いに関しては、現金の方が金額を事前に把握しやすくなります。
ふらっと予備知識なしで立ち寄らずに必ずネットで評判を確認してください!
ドラッグ
アメリカでは、ドラッグに関連する犯罪が問題です。麻薬取引は多くの暴力事件を招き、主要都市にはドラッグ取引の温床のエリアが存在します。公衆衛生にも大きな影響を与え、地域社会に深刻な損害を与えています。法執行機関はドラッグ防止に向けて多くの取り組みを行っていますが、犯罪との戦いは終わりません。
違法ドラッグは種類が多く影響も異なるため、対策と予防が難しいです。アメリカではドラッグ関連犯罪に対する法律も厳しく、重い刑罰が科されます。安全に過ごすためには、ドラッグ犯罪のリスクを理解し、適切な予防策を取ることが不可欠です。
基本的に危ない地域と人に近寄らなければ心配する必要はありません!
アメリカで安全に暮らすために気をつけること
アメリカで安全に暮らすために、以下の対策を講じることが重要です。
- 夜間は出歩かない
- 貴重品の管理を徹底する
- 公共交通機関利用時は乗る場所と時間に気をつける
- 緊急時の連絡先を覚えておく
上記の対策を実行すると、より安全な生活が送れます。地域の治安情報を日頃からチェックするなど、情報を集める意識も大切です。
夜間は出歩かない
アメリカでの安全を守る上で、夜間の外出は控えましょう。犯罪率は日没後に上昇する傾向にあり、暗い時間帯の外出がリスクを伴うからです。人目の少ない通りや公園へ行くのは、必要がない限りは避けてください。バーやクラブを遅く出る際は、できるだけ友人と一緒に帰宅すると安全です。
一人で移動しなければならない場合は、タクシーか信頼できるライドシェアサービスの利用を検討してください。自宅やホテルへ戻るときは、常に周囲を観察し、素早く移動しましょう。地域によっては、夜間の外出自体を避けるべきとする公式の注意勧告が出ています。以上の対策を心掛けると、安全にアメリカに滞在できます。
貴重品の管理を徹底する
アメリカでは、貴重品の管理を徹底することが重要です。犯罪リスクの低減には、身の回りに貴重品を保管し、防犯性の高いバッグを利用することが効果的です。財布やパスポートなどの大切な物は、パスワード付きポーチや専用の貴重品入れに入れ、斜め掛けや前面に持つようにしましょう。
ホテルや車内では、貴重品を目立たない場所に置くと盗難を防げます。無人の場所や人目につきにくい場所で貴重品を取り扱うのは避け、必要最低限の現金のみ持ち歩くと良いです。クレジットカードや銀行カードの利用記録を定期的にチェックし、予備のクレジットカードを持つのも緊急時に備える良い方法です。
スキミング防止機能付きの財布やポーチの使用は、個人情報盗難防止になります。対策を行うと、アメリカでの生活がより安全になります。
公共交通機関利用時は乗る場所と時間に気をつける
公共交通機関を利用する際は、乗る場所と時間に注意が必要です。深夜や早朝はリスクが高まるので、日中や夕方など明るい時間帯に移動するよう心がけましょう。乗車を待つときは、人目につく場所にいるのが重要です。
駅やバス停などの乗り降りする場所の環境を確認し、安全なエリアを選びましょう。不審者がいないか周囲を注意深く確認することが重要です。盗難防止のために、荷物を体の前に置くか、しっかり手に持つなどの対策をしましょう。
意識すると公共交通機関を安全に利用できます。
緊急時の連絡先を覚えておく
万が一の事態にすぐに助けを求めるためには、緊急連絡先を覚えておくことが重要です。アメリカ全土で使える緊急通報番号「911」は、警察や消防、救急の対応を求める際の番号です。
最寄りの警察署や在留地の日本国大使館、領事館の連絡先も把握しておきましょう。旅行保険に加入している場合は、緊急時に備えて保険会社の連絡先を控えておくことが重要です。知人や家族の連絡先、滞在先のホテルや交通機関の情報も、すぐに連絡が取れるようにしておきます。
以上の情報を覚えておくか手元に控えておくと、緊急時に迅速に対応できます。渡航前にはしっかりと準備をしておきましょう。
まとめ
アメリカで安全な生活を送るには、地域ごとの治安状況を把握することが重要です。統計データを参考にし、行き先に治安が良好な州を選び、治安が悪い場所には近寄らないようにしましょう。犯罪の被害を避けるためには、貴重品の管理に注意し、夜間の外出は避けてください。
緊急事態にも迅速に対応できるように、緊急時の連絡先を事前に把握しておくのも重要です。以上のポイントを押さえ、アメリカでの生活を安全で快適にしましょう。
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