【2023年最新版】日本人が海外医学研究留学するための奨学金34選を一覧で比較!

留学検討中の方へ

研究留学実現のための最重要課題の1つは「資金の確保」です。
奨学金を取れるかどうかは家計の問題のみならず「留学が実現するか」「希望の研究室に入れるか」や「やりたい研究内容ができるか」に大きく関わってきます。

しかし奨学金の情報はWeb上にまとまったものがほとんど見当たりません。少し古いものはありますが、休止やリンク切れも目立ちます。一方で書籍にはまとまって掲載されているものもありますが情報が古い上に誌面の都合上載せられる情報には限りがあり、リンクから飛ぶこともできず使い勝手が悪いです。

この記事では給与待遇(150万円以上・28本)と少額給付(120万円以下・6本)あわせて34本の主要な海外留学助成金・奨学金を比較、紹介します。各奨学金の項目のリンクから公式ページに飛ぶこともできますので、各奨学金の参照用のポータルサイトとしてお使いいただければ幸いです。記事の下部には締め切りカレンダーも用意しています。今後も情報は随時追加・更新予定です。

海凪
海凪

必ず詳細・最新情報はリンク先の公式サイトでチェックしてください!

もう1つの最重要課題「留学先の研究室の探し方」についての記事はこちらから↓↓

また海外の奨学金や研究先への応募には英文のPersonal Statement(志望動機)やCV(履歴書)の提出がほぼ必須です。下記の記事もぜひ参考にしてみてください。

一般的な注意点

留学助成金・奨学金の申請は自分が用意する書類準備だけでも大変ですが「自分がとにかく頑張って用意すればいいもの」でもありません。

事前に学内選考があるものが多い=応募できる数は限定され締め切りは早まる

一般には推薦者の推薦書が必要で、特に日本の場合所属施設長の推薦が必要であることが多いです。そしてその場合場合推薦出来る人数が限られる(ほぼ一人)のため、学内選考を通る必要が出てきます。ということは締め切りの1−2ヶ月前に学内提出の締め切りがあるということになります。

なので特に大きめの大学や施設の場合には学内選考が行われるかどうかをリサーチし、あればそれに乗っとりますしなければ担当窓口に相談して手段を探ることになります。

またしばしば教授や科長クラスの推薦でOKの場合もあり、その時は医局や科のルールにのっとることになります。この場合は施設長よりは競争率も締め切りの概念も緩くなるはずです。

また学内選考に漏れれば応募自体はできませんし、その選考に通るために書類をブラッシュアップしておく必要があるということです。

推薦書を2−3通用意する必要がある(特に海外の奨学金の場合)

日本の場合「推薦書」という形式があればOKのものも多いですが、特に海外の助成金・奨学金の場合には実際の推薦書(被推薦者との関係や推薦する理由)が必要な場合が大半です。…となるとそれを誰が用意するのか?という問題が日本では出てきます。

一般に欧米では推薦者が自己の責任のもとに推薦書を書きます(そのため関係が希薄であったり推薦に値すると考えてくれないと断られることもある)が、日本の場合にはそれが一般的ではありません。なので大体言われるのが「君の方でまず書いて、それを見せてOKを出すよ」です。つまり「自分で自分を褒めて、それを推薦者からの視点で書く」ことになります。これが激しく苦痛です(笑)。

海凪
海凪

こんなことは日本語でしか書けませんね…

比較表:給与待遇の奨学金・留学助成金

給与待遇(年間数百万円単位の支給)の奨学金が得られれば留学はほぼ実現したも同然です。もちろん金額は多ければ多いほどいいですが、大事なのは「採択されること」ですので、時間さえ許せば応募可能なものには手当たり次第応募してもいいくらいだと思います。

給与待遇が得られる奨学金をざっと比較した表を「応募条件」と「給付内容」に分けて示します。ここで大雑把に絞ると情報収集しやすいと思います。また各助成金名をクリックすると当記事の各奨学金詳細に飛びます。公式サイトのリンクもそちらに貼ってあります。

給与待遇が得られる奨学金28選比較表(応募条件)
助成金名分野指定国指定年齢必要学歴学位取得後の
時間制限
最短期間その他
条件
助成重複
1.
日本学術振興会海外特別研究員
博士5年2年研究職歴
5年未満
×
2.
日本学術振興会海外特別研究員
RRA
博士10 年2年中断90日×
3.
HFSP
Long-Term Fellowships
博士3年3年複数あり
4.
第一三共生命科学研究振興財団
海外留学奨学研究助成
37歳以下博士2年未経験者のみ
留学中不可
×
5.
上原記念生命科学財団
リサーチフェローシップ
38歳以下博士1年2年経験者不可×
6.
上原記念生命科学財団
ポストドクトラルフェローシップ
34歳以下博士1年2年経験者不可×
7.
アステラス病態代謝研究会
海外留学補助金
博士1年1年経験者不可
8.
武田科学振興財団
海外研究留学助成
37歳以下博士2年1年経験者不可×
9.
日本生化学会
早石修記念海外留学助成
博士8年1年会員のみ
留学中可
10.
内藤記念科学振興財団
海外研究留学助成金
40歳以下博士8年1年留学中不可
11.
中外創薬科学財団
海外留学助成金
あり35歳以下博士1年営利企業
所属不可
12.
東洋紡バイオテクノロジー
長期研究助成
38歳
以下
博士4年1年経験者不可×
13.
国際医学研究振興財団
海外留学助成
あり博士3年2年経験者不可
14.
中谷医工計測 技術交流助成
留学プログラム
あり40歳
以下
3年1月留学中不可×
15.
研究者育成支援研究奨励事業
(創薬関連分野)
学位1年研究職歴
5年未満
16.
三越海外留学渡航費助成
1年留学中可×
17.
安田記念医学財団 海外研究助成
1年
18.
Life Sciences
Research Foundation Award
米国博士5年3年留学中可
19.
The Helen Hay Whitney Foundation Research Fellowship
米国博士2年3年ポスドク
1年未満
×
20.
Damon Runyon Cancer
Research Foundation
Fellowship Award
癌関連米国博士4年複数あり×
21.
Jane Coffin Childs Memorial Fund for Medical Research
Postdoctoral Fellowship
米国博士3年3年ポスドク経験1年半以内×
22.
AHA Postdoctoral Fellowship
米国博士5年1年ポスドク経験5年未満
23.
Maryland Stem Cell
Research Fund Post
Doctoral Fellowship Program
幹細胞関連米国
メリーランド州
博士3年1年営利団体可×
24.
Beckman Institute Postdoctoral Fellowship
あり米国
当該
施設
博士10年1年あり
25.
American Association of University Women International Fellowships
米国修士3年女性のみ
26.
Marie Skłodowska-Curie Actions
Postdoctoral Fellowships
欧州博士8年1年複数あり×
27.
EMBO Long-Term Fellowship
欧州
(EMBO)
博士2年1年留学中可
28.
Canon Foundation in Europe
Research Fellowship
欧州修士10年3月欧州初滞在優先
*空欄は未確認もしくは公式サイトに未記載
給与待遇が得られる奨学金28選比較表(支援内容)
助成金名助成
期間
助成額/年補助助成
1. JSPS 日本学術振興会海外特別研究員2年450~620万円往復航空券補助
2. JSPS 日本学術振興会海外特別研究員 RRA2年450~620万円往復航空券補助・子供手当
3. HFSP Long-Term Fellowships3年$60,000子供手当・研究手当
4. 第一三共生命科学研究振興財団
海外留学奨学研究助成
3年750万円
5. 上原記念生命科学財団
リサーチフェローシップ
最大
2年
最大600万円
6. 上原記念生命科学財団
ポストドクトラルフェローシップ
最大
2年
最大600万円
7. アステラス病態代謝研究会
海外留学補助金
1年最大700万円
8. 武田科学振興財団
海外研究留学助成
2-4年480万円渡航費往復計40万円
9. 日本生化学会
早石修記念海外留学助成
1年500万円
10. 内藤記念科学振興財団
海外研究留学助成金
1年700万円
11. 中外創薬科学財団
海外留学助成金
最大
2年
450万円
12. 東洋紡バイオテクノロジー
長期研究助成
1年550万円
13. 国際医学研究振興財団
海外留学助成
2年最大600万円
14. 中谷医工計測 技術交流助成
留学プログラム
最大
3年
300万円渡航費上限30万円
15. 研究者育成支援研究奨励事業
(創薬関連分野)
最大
3年
最大700万円一般管理費
(直接経費の10%以内)
16. 三越海外留学渡航費助成1年300万円
17. 安田記念医学財団 海外研究助成1年150万円
18. Life Sciences
Research Foundation Award
3年$66,000研究費$10,000/年
19. The Helen Hay Whitney Foundation
Research Fellowship
3年$63,000研究費$1,500/年
子供手当$1,500/人/年
20. Damon Runyon
Cancer Research Foundation Fellowship Award
4年$63,000研究費$2,000/年
21. Jane Coffin Childs Memorial Fund
for Medical Research
Postdoctoral Fellowship
3年$72,000子供手当・研究費・旅費
22 AHA Postdoctoral Fellowship最大
2年
NIHポスドク準拠保険・研究費
23. Maryland Stem Cell Research Fund
Post-Doctoral Fellowship Program
最大
2年
最大$65,000
24. Beckman Institute Postdoctoral Fellowship最大
3年
$63,000研究費$25,000 (3年総額)
25. American Association of University
Women International Fellowships
1年最大$50,000
26. Marie Skłodowska-Curie Actions
Postdoctoral Fellowships
最大
2年
€ 60,960交通費・家族手当
受け入れ機関に経費
27. EMBO Long-Term Fellowship2年€50,400~94,800
28. Canon Foundation in Europe
Research Fellowship
最大
1年
€22,500~27,500
*空欄は未確認もしくは公式サイトに未記載

海外発の奨学金はまだまだたくさんあります。
探す場合には当たり前ですが英語で検索しましょう。

比較表:少額給付の留学助成金

少額給付の留学助成金も散見されます。金額が少ない分取得のハードルは下がりますし、少額とはいえ数十万円単位なので家計にも大変助けになります。しかも1つの実績となり履歴書・CVにも書けますのでキャリアの強みになることも確実です。

ただし、あくまで補助は補助であり少額給付の獲得が留学の実現可能性を高めることは期待しないほうが良いでしょう。優先度は高くありませんのでまずは給与待遇の奨学金の応募に注力するのが正解と考えます。

少額給付の奨学金について比較した表を示します。また各助成金名をクリックするとこの記事の詳細に飛びます。公式サイトのリンクは詳細に貼ってあります。

少額給付が得られる助成金6選比較表
助成金名助成額分野
指定
年齢
制限
必要学歴必要
期間
その他要件
29. 細胞科学研究財団
育成助成
120
万円
細胞
化学
なし40歳
未満
なし1年留学中可
30. 神澤医学研究振興財団
海外留学助成金
50
万円
なしなし41歳
未満
なし1年
31. スカンジナビア・ニッポン
ササカワ財団奨学金
最大
100
万円
なし北欧なし
32. ケイロン・イニシアチブ
(研究者家族留学支援)
10−40
万円
なしなしなしなし研究者の
パートナー対象
33. British Council Japan Association 奨学生15
万円
なし英国18歳
以上
英語能力
の証明
3ヶ月帰国後に
BCJAの会員
34. 持田記念医学薬学振興財団
留学補助金
50
万円
なしなし45歳
未満
学生不可1年営利団体
所属不可
*空欄は未確認もしくは公式サイトに未記載
海凪
海凪

この他にも各学会で主催している少額の補助金は多数あります。
ぜひ所属学会のホームページもしくは学会誌で情報を探してみてください!

少額の給付金はあまり細かい制約がないことも多く、応募の敷居は低いです。全部応募しているとキリはないですが、留学の算段がついた後に時間の許す範囲で応募すると良いでしょう。

給与待遇・地域限定なし

この項目では給与待遇の各奨学金についてより詳細な情報を記載します。
まずはじめに地域限定のない奨学金です。
各助成金に公式サイトへのリンクが貼ってありますので是非お気軽にご利用ください。

※ 繰り返しになりますがこの記事の情報は個人で収集したものであり最新・正確な情報ではない可能性があります。必ず当該公式サイトで確認をお願いいたします。

1. JSPS 日本学術振興会海外特別研究員

公式サイト

いわゆる「学振」です。厳密に言えば奨学金ではありませんが、代表的な留学支援プログラムです。多くの人はここに一度は申請するのではないでしょうか。令和4年度の実績は申請564名、採用152名で採用率27.0%だったようです。例年は20%前後のようなのでやや高めの採用率でした。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限なし必要留学期間2年間
必要学歴博士(取得見込み可)学位取得後の時間制限取得後5年未満※
その他の要件あり常勤の研究職歴5年未満
通例の締め切り5月上旬他助成との重複支給原則不可

補足
・派遣先が営利企業/日本の施設の海外拠点は不可

支援内容
助成期間2年間
助成額/年450~620万円
補助助成の有無・内容往復航空券補助
備考地域により給付額は変動

補足
・子ども手当なし

2. JSPS 日本学術振興会海外特別研究員 Restart Research Abroad (RRA)

公式サイト

こちらは家族の事情や出産育児などでキャリアの中断を余儀なくされた研究者向けの支援プログラムです。その分時間制限が緩くなっていたり、子ども手当が付いていたりします。採用枠や実績は公表されていませんが、5-8名程度が例年採用されています。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限なし必要留学期間2年間
必要学歴博士学位取得後の時間制限取得後10年未満
その他の要件90日以上の研究中断期間研究機関での常勤職歴5年未満
通例の締め切り5月上旬他助成との重複支給原則不可

補足
・中断した理由の証明書が必要

支援内容
助成期間2年間
助成額/年450~620万円
補助助成の有無・内容往復航空券補助・子供手当10%/人
備考地域により給付額は変動

補足
・航空券は子どもの分も含む

3. The Human Frontier Science Program Long-Term Fellowships

公式サイト

有名な支援プログラムです。手厚い支援が受けられますが、国際的なフェローシップなので難関であると聞いています。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限なし必要留学期間3年間
必要学歴博士学位取得後の時間制限取得後3年未満※
その他の要件あり
通例の締め切り5月半ば他助成との重複支給可※

応募要件の補足・説明
・応募前までの研究分野とは異なる分野であることが必要

支援内容
助成期間3年間
助成額/年$60,000
補助助成の有無・内容子供手当$5,946/人・研究/旅費手当$7,200/年
備考金額は米国例・他国はガイドライン参照

支援内容の補足・説明
・期間中のトランスファー可能(条件あり)

4. 第一三共生命科学研究振興財団 海外留学奨学研究助成

公式サイト

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限37歳以下※必要留学期間2年以上
必要学歴博士学位取得後の時間制限
その他の要件海外留学経験のない者留学中応募不可
通例の締め切り7月末他助成との重複支給不可※

補足
・海外留学経験は語学・短期を除く
・2023年度の詳細は未公表

支援内容
助成期間2年間
助成額/年750万円
補助助成の有無・内容なし
備考助成件数:5件程度(1件助成優先枠)

補足
2023年度の詳細は未公表(2023年1月時点)

5. 上原記念生命科学財団 リサーチフェローシップ

公式サイト

有名な奨学金ですね。この記事でご紹介しているのは留学期間1年以上の枠ですが、留学期間が3ヶ月以上1年未満の枠もあります。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限1983年4月1日以降出生必要留学期間1年以上
必要学歴博士(又は同等の業績)学位取得後の時間制限なし
その他の要件研究留学経験者不可(←通算2年以上)留学中申請可
通例の締め切り5月半ば他助成との重複支給不可※

補足
・250万円以上の大型助成との重複支給は不可
・民間企業に所属する研究者不可

支援内容
助成期間1年間(選考成績優秀かつ希望者は2年まで)
助成額/年最大600万円
補助助成の有無・内容なし
備考

補足
・単身赴任/家族同伴や助成前に渡航している場合はそれぞれ減額
・年収が450万円を超える場合は越えた金額が減額

6. 上原記念生命科学財団 ポストドクトラルフェローシップ

公式サイト

こちらも留学期間が3ヶ月以上1年未満の枠があります。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限1988年4月1日以降出生必要留学期間1年以上
必要学歴博士(取得見込み可)学位取得後の時間制限なし
その他の要件研究留学経験者不可(通算2年以上)
通例の締め切り9月上旬他助成との重複支給不可

補足
・リサーチフェローシップより年齢制限が厳しい
・リサーチフェローシップと異なり博士号が必須
・民間企業所属不可
・250万円以上の大型助成との重複支給は不可

支援内容
助成期間1年間(選考成績優秀かつ希望者は2年まで)
助成額/年最大600万円
補助助成の有無・内容なし
備考

補足
・単身赴任/家族同伴や助成前に渡航している場合はそれぞれ減額
・リサーチフェローシップと異なり年収の規定がない

7. アステラス病態代謝研究会 海外留学補助金

公式サイト

収入の縛りがきつくないこと、推薦者が不要なこと、年齢制限がないこと、助成額が大きいなど非常に応募しやすい、しがいがある奨学金です。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限なし必要留学期間なし
必要学歴博士(取得見込み可)学位取得後の時間制限なし
その他の要件海外留学経験が1年未満留学経験が1回以下
通例の締め切り5月末他助成との重複支給可※

補足
・留学後の収入の総額が1,000万円未満であること
・民間企業不可
・推薦者不要

支援内容
助成期間1年間
助成額/年最大700万円
補助助成の有無・内容なし
備考助成額は採用者の総収入が1000万円を越えない範囲

補足
・枠は11件

8. 武田科学振興財団 海外研究留学助成

公式サイト

医師が研究留学するための助成です。これだけでだいぶ競争率は下がると思います。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限37 歳以下必要留学期間2年間
必要学歴博士+医師免許学位取得後の時間制限
その他の要件留学経験1年未満(大卒後)総年収600万円以下
通例の締め切り9月下旬他助成との重複支給不可※

応募要件の補足・説明
・年齢は産休等の事情の配慮あり
・博士は取得見込み可

支援内容
助成期間2-4年間
助成額/年480万円
補助助成の有無・内容渡航費往復各20万円
備考

補足
・枠は10件
・1年半後に延長の可否と期間を最審査

9. 日本生化学会 早石修記念海外留学助成

公式サイト

日本生化学会の会員になる必要がある助成金です。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限必要留学期間なし
必要学歴博士学位取得後の時間制限取得後10年未満程度
その他の要件応募時に当学会の会員留学中申請可
通例の締め切り7月下旬他助成との重複支給可※

補足
・時間制限は出産/育児等のライフイベントや被災等の特殊事情を考慮
・他助成の支給は200万円まで可
・留学中に受ける給与は重複の対象に含まない
・ただし給与や他助成は選考過程で考慮される場合あり

支援内容
助成期間1年間
助成額/年500万円
補助助成の有無・内容なし
備考

補足
・枠は8件

10. 内藤記念科学振興財団 海外研究留学助成金

公式サイト

助成年数は一年ですが助成金額は高めです。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限40歳未満必要留学期間1年以上
必要学歴博士(取得見込み可)学位取得後の時間制限取得後8年未満
その他の要件留学中不可
通例の締め切り9月下旬他助成との重複支給可(200万未満)

補足
・国内外の給与は重複支給の対象外

支援内容
助成期間1年
助成額/年700万円
補助助成の有無・内容なし
備考

補足
・枠は5件以上

11. 中外創薬科学財団 海外留学助成金

公式サイト

応募が1年で2回あるのがありがたいです。しかし件数は4件/年とやや少なめで年齢制限が厳しいです。

応募要件
対象分野の指定あり(幅広い)留学先の国の指定なし
年齢制限申請時35歳以下必要留学期間1年以上
必要学歴博士(取得見込み可)学位取得後の時間制限なし
その他の要件特記なし
通例の締め切り5月末・12月半ば(二期制)他助成との重複支給記載なし

応募要件の補足・説明
・対象分野はがん/循環器疾患/老衰/呼吸器疾患/認知症など、または創薬基盤/応用研究
・年齢制限は出産・育児などのライフイベントを考慮
・営利企業所属不可

支援内容
助成期間最長2年間
助成額/年450万円
補助助成の有無・内容往復渡航費別途支給
備考

補足
・1年で4件程度

12. 東洋紡バイオテクノロジー 長期研究助成

公式サイト

あまり申請者は多くなさそうで、採択率も悪くない助成です。
推薦者の条件がちょっと特殊に見えます。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限39歳未満必要留学期間1年間
必要学歴博士(取得見込み可)学位取得後の時間制限取得後4年未満
その他の要件初めての海外留学者民間所属研究者不可
通例の締め切り8月末他助成との重複支給不可

補足
・研究先からの支給は重複可
・推薦者は本財団理事・評議員に限定(大学院生は所属大学院の研究科長も可)

支援内容
助成期間1年間
助成額/年550万円
補助助成の有無・内容
備考

支援内容の補足・説明
・年間4-5名程度の採択、応募者は20数名(採択率20%程度)

13. 国際医学研究振興財団 海外留学助成

公式サイト

日本のものとしては助成額は大きく期間も長めです。年齢制限がやや男性差別になっていますが…他の助成のように「ライフイベントを考慮する」で良かったのではないでしょうか…。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限男性40未満・女性45未満必要留学期間2年間
必要学歴博士(取得見込み可)学位取得後の時間制限取得後3年未満※
その他の要件1年以上の留学経験不可営利団体所属不可
通例の締め切り8月半ば他助成との重複支給不可(200万円以上)

応募要件の補足・説明
・博士号はなくても同等以上の研究業績があれば応募可

支援内容
助成期間2年間
助成額/年最大600万
補助助成の有無・内容なし
備考他助成・給与含めて1000万/年超は減額

支援内容の補足・説明
・採択枠5名/年
・トランスファー不可

14. 中谷医工計測 技術交流助成 留学プログラム

公式サイト

1ヶ月(〜1年未満、短期留学)から3年(長期留学)まで対応可能な助成金です。
「医工計測技術の発展に貢献」が目的ですので対象者はやや限られるかもしれません。

応募要件
対象分野の指定あり留学先の国の指定なし
年齢制限40歳以下必要留学期間1ヶ月以上3年以下
必要学歴なし学位取得後の時間制限取得後3年未満※
その他の要件私費留学のみ留学中不可
通例の締め切り 4月/10月(二期制)他助成との重複支給不可

補足
・対象分野の定義は以下(公式サイトから引用)
“医工計測技術とは、生命科学、医療が対象とするモノ・コトの構造、機能、状態などを客観的、
定量的あるいは定性的に記述し、生命科学と医療の進歩に貢献することを目指す技術である。
技術には、物理・化学・生物学的手法のみでなく、解析、シミュレーション、データ処理など数理的手法も含む”

支援内容
助成期間1ヶ月〜3年間
助成額/年25万円/月
補助助成の有無・内容渡航費上限30万円
備考金額は米国例・他国はガイドライン参照

支援内容の補足・説明
・留学先から給与が出る場合は応相談
・件数は定まっていない

15. 研究者育成支援研究奨励事業(創薬関連分野)

公式サイト

AMEDの支援プログラムです。
金額も採択率も悪くないですし、応募予見の縛りもあまりきつくなさそうです。公的機関であることが影響しているのか申請の約半数は書類審査ではねられています。より丁寧に書式を遵守する意識を強く持って書類を作る必要がありそうです。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限なし必要留学期間1年以上3年以下
必要学歴学位(取得見込み可)学位取得後の時間制限なし
その他の要件常勤研究職歴5年未満
通例の締め切り9月半ば他助成との重複支給記載なし (報告義務あり)

補足
・一般枠とエンカレッジ枠があり、エンカレッジ枠は縛りがある

支援内容
助成期間最大3年間
助成額/年最大700万円(210万円/年以下)
補助助成の有無・内容一般管理費(直接経費の10%以内)
備考

補足
・研究費に流用不可
・枠は10/年未満
・2022年46件申請中10件採択(21.7%)

16. 三越海外留学渡航費助成

公式サイト

応募する人の所属施設が限定されている珍しい助成です。
その分必要要件は少なめです。額や枠も少なめですが…。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限なし必要留学期間1年間
必要学歴なし学位取得後の時間制限なし
その他の要件東京/近隣4県施設所属留学中申請可
通例の締め切り6月末他助成との重複支給不可

補足
施設の条件詳細(公式ページより抜粋)
1. 東京都並びに東京都近隣4県(千葉、埼玉、山梨、神奈川)に所在の大学医学部・薬学部、 医学研究施設(他県に本校のある東京都内所在の附属研究機関を含む) に所属する職員
2. 東京都内の病院に所属する職員
3. 東京都近隣4県(千葉、埼玉、山梨、神奈川)に所在する300床以上を有する病院等に所属する職員

支援内容
助成期間1年間(一括)
助成額/年300万円
補助助成の有無・内容なし
備考

補足
・毎年3人程度の採択枠

17. 安田記念医学財団 海外研究助成

公式サイト

金額が絶妙な金額で給与待遇と少額助成のどちらに入れるか迷いましたが、150万円以上の他助成は重複支給不可とのことで給与のつもりなのだろうと判断し給与待遇の項目に入れました。分野は癌に限定されます。応募条件はかなり緩めです。

応募要件
対象分野の指定癌関連留学先の国の指定なし
年齢制限なし必要留学期間1年間
必要学歴なし学位取得後の時間制限なし
その他の要件なし
通例の締め切り6月末他助成との重複支給150万円以上不可


支援内容
助成期間1年間
助成額/年150万円
補助助成の有無・内容なし
備考枠は3件/年以内

給与待遇・米国限定

次にアメリカの施設に限定される奨学金です。

18. Life Sciences Research Foundation Award

公式サイト

アメリカ限定の国際的な奨学金です。
支給額もかなり高いですが、研究費もいただけるのがポイント高いです。しかもそのうち4,000ドルを医療費などに充てることができるのでかなりのコストがこれで賄えます。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定米国
年齢制限なし必要留学期間3年間
必要学歴博士(取得見込み可)学位取得後の時間制限博士取得後5年以内
その他の要件留学中可(時間制限有)
通例の締め切り9月末他助成との重複支給可※ (補助のみ)

補足
・民間企業不可
・所属予定の研究施設が現在当助成を受けている場合不可

支援内容
助成期間3年間
助成額/年$66,000
補助助成の有無・内容研究費 $11,000/年
備考助成期間中のtransfer可

支援内容の補足
・当学会で毎年発表する
・研究費を年間4,000ドルまで医療・子どものケアに充てることが可能

19. The Helen Hay Whitney Foundation Research Fellowship

公式サイト

日本人が応募する場合アメリカへの研究留学に限定されます。
アメリカ人およびアメリカ人が海外で研究する場合にも使われるため、競争率は高そうです(採択率5%未満)。しかし給付額自体も高いですし、研究費と子供手当も充実しているので採択されればある程度の余裕ができそうです。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定アメリカ
年齢制限なし必要留学期間3年間
必要学歴医師もしくは博士学位取得後の時間制限取得後2-3年未満
その他の要件ポスドク経験1年未満
通例の締め切り6月半ば他助成との重複支給原則不可

応募要件の補足・説明
・博士は取得2年未満、医師は取得3年未満

支援内容
助成期間3年間
助成額/年$61,000/$63,000/$65,000 (1/2/3年目)
補助助成の有無・内容研究費$1,500/年、子供手当$1,500/人/年
備考

支援内容の補足・説明
・採択率は5%未満

20. Damon Runyon Cancer Research Foundation Fellowship Award

公式サイト

こちらもアメリカ限定の国際的な奨学金です。
金額も高いですし期間も長いのですが壁の高さを感じます。

応募要件
対象分野の指定留学先の国の指定米国
年齢制限なし必要留学期間4年
必要学歴博士学位取得後の時間制限なし
その他の要件留学中可(在籍1年未満)
通例の締め切り3月・6月・8月(三期制)他助成との重複支給不可

補足
海凪の誤読でなければMD-PhDとして応募するにはアメリカの医師であることが必要ですが、PhDとして応募すればOKのはずです。とはいえアドバンテージがなくなるので正直不利な印象です。

支援内容
助成期間4年間
助成額/年$60,000/$62,000/$64,000/$66,000(1-4年目)
補助助成の有無・内容研究費 $2,000/年・子供手当$1,000/年
備考$100,000までのローンを肩代わり可

補足
・1年目と3年目に説明を受ける
・所属先から給与を受ける場合はその分が減額される

21. Jane Coffin Childs Memorial Fund for Medical Research Postdoctoral Fellowship

公式サイト

こちらもアメリカの研究室が対象の国際的な奨学金です。時間の縛りは厳しいですが手厚い援助が受けられます。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定米国
年齢制限なし必要留学期間3年間
必要学歴博士(取得見込み可)学位取得後の時間制限取得後2年未満※
その他の要件ポスドク経験1.5年未満
通例の締め切り5月半ば他助成との重複支給未記載

補足
MD-PhDの規定が多く見られますが、12と違いMDの規定が不明です。

支援内容
助成期間3年間
助成額/年$70,000/$72,000/$74,000 (1/2/3年目)
補助助成の有無・内容子供手当 $1,000/人 研究費 $2,000 旅費 $1,800
備考補助助成は1年あたりの金額(旅費は3年の総額)

補足
・1回のみ引越し補助$500あり
・毎年当該学会に出席する必要があり参加費や旅費は全て支給

22. American Heart Association Postdoctoral Fellowship

公式サイト

有名なAHAの奨学金です。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定米国
年齢制限なし必要留学期間1年間
必要学歴博士もしくは米国MD学位取得後の時間制限あり
その他の要件応募前の米国滞在歴不要
通例の締め切り9月上旬他助成との重複支給不可

応募要件の補足・説明
・支援開始時に博士号取得後研究経験が5年以下(臨床研修期間は除く)
・対象分野指定はないがAHAが主催であることを考えると…

支援内容
助成期間1又は2年間
助成額/年$54,835~$66,598 (経験年数による)
補助助成の有無・内容保険費 $11,850/年 ; プロジェクト支援費 $3,000/年
備考

補足
プロジェクト支援費は使用用途に縛りなし

23. Maryland Stem Cell Research Fund Post-Doctoral Fellowship Program

公式サイト

アメリカメリーランド州限定の奨学金です。こういった地域縛りのある奨学金は他にもあるのでしょうが、海凪は知りません。是非調べてみてください。

応募要件
対象分野の指定ヒト幹細胞関連研究留学先の国の指定米国メリーランド州
年齢制限必要留学期間なし
必要学歴博士学位取得後の時間制限取得後3年未満※
その他の要件あり
通例の締め切り1月半ば他助成との重複支給可※

補足
・時間制限は育児や長期闘病期間等を考慮
・州内なら営利団体での研究も対象
・州外でも州内の施設でコラボレーションする場合受賞の可能性あり

支援内容
助成期間最大2年間
助成額/年最大$65,000(直接及び付加給付込み)
補助助成の有無・内容なし
備考

補足
・助成期間はそれぞれの事情が考慮される

24. Beckman Institute Postdoctoral Fellowship

公式サイト

当該施設(University of Illinois URBANA-CHAMPAIGN)単独のフェローシップですが年間4-5人ほどの採択があり時間制限も緩いのでご紹介します。癌や脳のimagingやMolecular Scienceを手がけているようですが詳細は公式サイトをご確認ください。

応募要件
対象分野の指定本施設の研究に沿う内容留学先の国の指定アメリカ当該施設
年齢制限なし必要留学期間1年間
必要学歴博士(取得見込み可)学位取得後の時間制限取得後10年未満
その他の要件あり
通例の締め切り未調査(秋〜冬頃)他助成との重複支給可※

補足
・応募前までの研究分野とは異なる分野であることが必要

支援内容
助成期間最大3年間
助成額/年$63,000
補助助成の有無・内容健康保険・研究費$25,000 (3年間総額)
備考研究費は$2,000まで引越しに使用可

補足
・例年4-5人程度の採択枠
・1年間に24日の休暇付与

25. American Association of University Women International Fellowships

公式サイト

女性限定の奨学金です。
そのためか助成額は若干低めに抑えられている印象です。
米国の奨学金ですが米国外の研究者が対象であり比較的競争率が低いと言えそうです。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定米国
年齢制限必要留学期間なし
必要学歴学位学位取得後の時間制限取得後3年未満※
その他の要件女性限定英語試験の点数が必要
通例の締め切り11月半ば他助成との重複支給可※

応募要件の補足・説明
・米国籍でない、又は非移民ビザを持つ女性
・米国学士号と同等の学位(募集終了時までに取得)
・現課程/研究完了後に帰国の意図あり
・TOEFL-iBT 79点、IELTS 6.5点など一定の英語能力証明が必要

支援内容
助成期間1年間
助成額/年$20,000〜$50,000(学位とポジションによる)
補助助成の有無・内容なし
備考

補足
$20,000 (修士/専門職学位課程) ; $25,000 (博士課程) ; $50,000 (博士研究員)

給与待遇・ヨーロッパ対象

ヨーロッパも限定の奨学金が多数あります。EUなど加盟組織に限定されたもの、日欧交流目的のもの、各国に限定されたものなど様々なバリエーションがあります。ここに紹介しているものはごく一部ですので、施設が決まっている方は国名限定のものを施設PIに教えてもらうなどすると良いでしょう。

26. Marie Skłodowska-Curie Actions Postdoctoral Fellowships

公式サイト

ヨーロッパ限定の奨学金です。応募要項が見にくいです。

応募要件
対象分野の指定ヨーロッパ留学先の国の指定ヨーロッパ
年齢制限なし必要留学期間なし
必要学歴博士学位取得後の時間制限取得後8年未満※
その他の要件あり
通例の締め切り10月半ば他助成との重複支給未記載

補足
・GlobalとEuropean Postdoctoral Fellowshipsの二種類がありそれぞれ研究の国の縛りが異なる
・国はMember State (MS) 及び Horizon Europe Associate Country (AC)
・応募締切前3年間、受入機関国に12ヶ月以上滞在していないこと
・時間制限は出産、育児、闘病、その他の事情を考慮

支援内容
助成期間3年間
助成額/年€ 60,960
補助助成の有無・内容交通費・家族手当
備考受け入れ機関に経費

補足
・生活費 € 5,080/月※国により補正 交通費 € 600/月 家族手当 € 660/月
・受入機関に対し研究費、管理・間接経費等合わせて€ 1,650/月

27. EMBO Long-Term Fellowship

公式サイト

EMBO加盟国(詳細は公式ページを確認してください)に留学する場合に応募可能な奨学金です。
国ごとに支給額が違うのですが、各国の物価の違いを端的に知ることができて面白いです。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定欧州(EU国)
年齢制限なし必要留学期間1年間
必要学歴博士学位取得後の時間制限取得後2年未満※
その他の要件留学中申請可(6ヶ月未満)再申請は一回のみ
通例の締め切り4月下旬他助成との重複支給可※

応募要件の補足・説明
・クロアチアやチェコなどいくつかの国に対しては特別応募枠あり

支援内容
助成期間2年間
助成額/年€50,400~94,800(国ごとに異なる)
補助助成の有無・内容子供手当(国ごとに異なる)・引越し費用€5,000
備考3ヶ月の育児休暇あり

補足
・EMBO加盟国間でのみトランスファー可

28. Canon Foundation in Europe – Research Fellowship

公式サイト

日本とヨーロッパの交換留学を目的とした奨学金です。
そのため16.に比べると全体的に敷居が低めで、採択率も10%程度あるようです。
その分金額は控えめですが…。

応募要件
対象分野の指定なし留学先の国の指定ヨーロッパ
年齢制限なし必要留学期間3ヶ月-1年間
必要学歴修士又は博士学位取得後の時間制限取得後原則10年以内
その他の要件欧州初滞在者を優先
通例の締め切り5月半ば他助成との重複支給記載なし

補足
・特記なし

支援内容
助成期間3ヶ月-1年間
助成額/年€ 22,500 – 27,500
補助助成の有無・内容なし
備考

補足
・採択率は10%前後(30年で162人の日本人が受給し渡航)

少額給付

この項目では少額給付の各助成金についてより詳細な情報を記載します。
各助成金に公式サイトへのリンクが貼ってありますので是非お気軽にご利用ください。

※ 繰り返しになりますがこの記事の情報は個人で収集したものであり最新・正確な情報ではない可能性があります。必ず当該公式サイトで確認をお願いいたします。

29. 細胞科学研究財団 育成助成

公式サイト

「細胞科学」の縛りはありますが給付額は120万円でご紹介している少額給付の中では最大です。

応募要件・支援内容
対象分野の指定細胞科学に関する研究留学先の国の指定なし
年齢制限40歳未満必要留学期間1年以上
必要学歴なし学位取得後の時間制限なし
その他の要件細胞科学専門研究者通例の締め切り10月末
助成額120万円他助成との重複支給可※

補足
・留学中申請可
・重複支給は同一研究において他機関から120万円以下の場合に限る

30. 神澤医学研究振興財団 海外留学助成金

公式サイト

キッセイ薬品工業株式会社及び社長の支援により設立した団体。
主に女性に関連した研究分野に対する補助です。

応募要件・支援内容
対象分野の指定あり(女性関連)留学先の国の指定なし
年齢制限41歳未満必要留学期間1年以上
必要学歴学位取得後の時間制限取得後3年未満※
その他の要件日本国内施設在籍通例の締め切り9月半ば
助成額50万円他助成との重複支給可※

補足
・対象分野は以下の研究対象領域に属する基礎又は臨床研究
(1) リプロダクティヴ・エイジの女性に発現する各種疾患の成因、予防、診断、治療等に関する研究
(2) 加齢と共に女性に発現する各種疾患の成因、予防、診断、治療等に関する研究
・4件/年の採択

31. スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団奨学金

公式サイト

日本と北欧の交流を目的にした奨学金です。
公式サイトを見る限りではあまり細かい規定はなさそうです。

応募要件・支援内容
対象分野の指定なし留学先の国の指定北欧
年齢制限なし必要留学期間なし
必要学歴なし学位取得後の時間制限なし
その他の要件通例の締め切り1月末
助成額最大100万円他助成との重複支給未記載

補足
・留学先国 デンマーク フィンランド アイスランド ノルウェー スウェーデン
・個人、団体を問わず毎年助成を実施

32. ケイロン・イニシアチブ Cheiron-GIFTS (研究者家族留学支援イニシアチブ)

公式サイト

その名の通り研究者の家族を支援する目的の助成金です。
研究者のパートナーが応募し、独自のテーマで活動をすることで助成金を得られます。

応募要件・支援内容
対象分野の指定なし留学先の国の指定なし
年齢制限なし必要留学期間なし
必要学歴なし学位取得後の時間制限
その他の要件研究者のパートナー通例の締め切り4月末
助成額10万円~40万円他助成との重複支給

補足
・ 2022年度の支援テーマ(参考)
①「研究者の家族の海外でのキャリアパス問題」
②「研究者の留学先での多様な家族・パートナーの在り方」
③「研究者の家族・パートナーを取り巻く海外環境を発信する」
・研究者が学生として留学する場合も応募可能

33. British Council Japan Association BCJA奨学生

公式サイト

日英の交流目的の奨学金です。
申請のハードルは低そうです。

応募要件・支援内容
対象分野の指定なし留学先の国の指定英国
年齢制限18歳以上必要留学期間3ヶ月以上
必要学歴なし学位取得後の時間制限なし
その他の要件英語力を証明できる書類通例の締め切り5月末
助成額15万円他助成との重複支給記載なし

補足
・5件/年程度採択
・留学中申請可

34. 持田記念医学薬学振興財団 留学補助金

公式サイト

縛りは比較的緩く応募しやすい印象です。

応募要件・支援内容
対象分野の指定実質なし留学先の国の指定なし
年齢制限45歳未満必要留学期間1年
必要学歴記載なし学位取得後の時間制限なし
その他の要件留学中申請不可通例締め切り5月上旬
助成額50万円他助成との重複支給未記載

補足
・20件/年と枠が多い
・民間企業不可
・対象分野の指定はあるがかなり幅広いのでほとんどの研究が当てはまると推測される

申請締め切りカレンダー(通例)

申請書の準備には時間がかかりますので締め切りを把握することは非常に大事です。
一覧を見ていただくとわかる通り、5月と9月に集中しています。

海凪
海凪

殆どの奨学金は1年に1回きりの応募ですので狙っているものは必ず逃さずに応募しましょう!

締め切りカレンダー(通例)

まとめ:数を撃たなければ当たらないが神は細部に宿る

奨学金を得られるかどうかは質も大事ですが量(応募数)も大事です。審査員の相性や競争率にも左右されるので、1つ2つ採択されなかったからといってめげてはいけません。締め切りはかぶることも多く、大変だとは思いますがブラッシュアップを続けつつ自分の条件に当てはまる奨学金には積極的に応募しましょう。

それから全体の補足になりますが、多くの奨学金は1施設1名もしくは1推薦者1名までと限定されていることが多いです。まずは施設内選考を勝ち取らなければならず、その時点で応募できる奨学金の数は減ってしまうことも覚えておきましょう。

海凪
海凪

皆様の採択をお祈り申し上げます!

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