海外旅行や留学生活で「日本のあのサイトが見たいのにアクセスできない!」と困った経験はありませんか?
この記事では、海外からアクセスが制限されやすい日本のサイトの傾向とその具体的な解決策であるVPNについて、3年間アメリカ留学経験があり10のVPNサービスを使用した経験を持つ海凪が徹底解説します。
VPNの基本的な仕組みから、価格と品質を両立し信頼性のあるVPNの選び方から利用時の注意点まで、あなたの海外生活をより快適で生産的なものにするための情報が満載です。諦めていた日本の情報やサービスへのアクセスを取り戻し、研究もプライベートも充実させましょう!
なぜ海外から日本のサイトにアクセスできないのか?基本的な理由

海外に滞在していると、普段日本で何気なく利用していたウェブサイトやオンラインサービスにアクセスできなくなる(=IPアドレスによる地域制限{ジオブロッキング})ことがあります。この主な原因は、以下の2つに大別されます。
- 著作権・放映権などの権利関係
- 不正アクセス対策・セキュリティ上の理由
IPアドレスによる地域制限(ジオブロッキング)とは
インターネットに接続する全てのデバイスには、IPアドレスという固有の識別番号が割り当てられます。このIPアドレスには国や地域に関する情報が含まれており、サイト運営者はこの情報を元に特定の国や地域からのアクセスを制限することができます。これを「ジオブロッキング」と呼びます。日本国内にアクセスを制限しているサービスでは、海外からのアクセスの場合日本のIPアドレスではないためサービス提供対象外と判断されてしまうのです。
著作権・放映権などの権利関係
動画配信サービスや音楽配信サービスなどで提供されるコンテンツは、国や地域ごとに著作権や放映権の契約が結ばれています。そのため、日本国内限定で配信が許可されているコンテンツは、海外からのアクセスでは視聴できないように制限されています。これは、権利者の利益を保護し、契約を遵守するために必要な措置です。
不正アクセス対策・セキュリティ上の理由
金融機関のオンラインバンキングや一部の会員制サイトなどでは、セキュリティを強化する目的で、海外からの不審なアクセスや不正利用を防ぐために、日本国内からのアクセスに限定している場合があります。特に近年はサイバー攻撃が巧妙化しているため、このような対策は一般的になりつつあります。
海外からのアクセスが制限されやすい日本のサイトジャンルと具体例

では、具体的にどのような日本のサイトが海外からアクセスしにくいのでしょうか?2025年現在の一般的な傾向として、以下のジャンルが挙げられます。ただし、個別のサイトの対応状況は頻繁に変更されるため、あくまで目安として参考にしてください。
動画配信サービス(VOD)
日本国内向けのドラマ、アニメ、映画などを配信しているサービスの多くは、海外からのアクセスを厳しく制限しています。
- TVer(ティーバー)
- NHKオンデマンド
- Netflix(日本版)
- Amazon Prime Video(日本版)
- Hulu(日本版)
- ABEMA
- Lemino
- FOD
- テレ朝動画
- 日テレ無料TADA
- ネットもテレ東
- バンダイチャンネル
- dアニメストア
電子書籍・漫画アプリ
一部の電子書籍プラットフォームや漫画アプリでは、配信地域が日本国内に限定されている作品や、そもそもアプリ自体が海外のIPアドレスからの利用を想定していない場合があります。
Kindleストア自体は海外からも利用可能ですが、日本のアカウントで購入したコンテンツを読む際に、稀にリージョン制限の影響を受ける可能性もゼロではありません。
音楽配信サービス
日本のアーティストの楽曲や、日本国内限定で提供されているラジオサービスなども、海外からのアクセスが難しい場合があります。
金融機関(一部の銀行・証券会社)
セキュリティ対策の一環として、海外からのインターネットバンキングの利用に制限を設けている金融機関があります。特に不正アクセスが疑われる場合や、普段と異なる環境からのアクセスに対しては、追加認証を求められたり、一部機能が利用できなくなったりすることがあります。2025年に入り、多くの金融機関で多要素認証が必須化されるなど、セキュリティ強化の動きが加速しています。
政府系・公的機関の一部の情報サイト
国民向けの申請システムや、特定のデータベースなど、日本国内の利用者を主に対象としているサービスでは、海外からのアクセスを制限している場合があります。
- 一部の電子申請システム
- 特定の統計データベース
- 国内の学術論文データベース(一部機関リポジトリなど)
- 医薬品情報データベース(国内向け)
大学や研究機関が独自に運営しているリポジトリの中にはアクセスもとを限定している場合があります。
解決策はVPN!その仕組みとメリット/使い道を徹底解説

VPN(Virtual Private Network)は、インターネットを通じて安全かつプライベートな接続を提供する技術です。VPNを使用することで、自分のデバイスが仮想的な場所にあるかのように見せることができます。つまり、海外にいながら日本のIPアドレスを使用することができるため、日本のサイトを海外から利用することが可能になります。

VPNについての概要はこちらのページも併せて参照ください!
VPNの使い道その1:日本/対象地域外のオンラインエンタメが利用可能に

Prime Video, Netflix, Disney+…さまざまなオンライン動画視聴サービスがありますが、全てアクセス元の地域によりサービス内容が決まっています。これは番組との契約/権利関係の制約で「国ごとに区切って」サービスを提供しているからです。
そのため通常の接続方法では日本からは海外のサービスは視聴できませんし海外からは日本のサービスは楽しめません。国だけでなく地域の制約を受けることもあります。例えばアメリカのMLB.TVはホームチームの近くの地域からのアクセスではそのチームの試合を視聴できません。
しかしVPNを使えば他の地域や国からアクセスしていると見せかけることができます。本来は日本国内でしか視聴できないサービスを国外から利用できますし、その逆もしかりです。
海外居住する人の多くは「日本成分」が恋しくなります。しかし前述のように海外では日本のサービスを利用することに大きな制限があります。VPNを活用したネット動画配信サービスの利用はホームシックを緩和する大きな手段の一つになるでしょう。
反対に日本国内で海外の映画・ドラマを見たい方もVPNを使用することで海外の作品にいち早くアクセスできます。作品とサービスの種類によりますが日本語字幕を用意している番組もあります。
- 海外から日本国内の視聴サービスを楽しむ
- 日本国内から海外のドラマ・映像作品を輸入される前に楽しむ
- 対象地域外となっている視聴サービス(MLB.TVなど)を楽しむ
VPNの使い道その2:子育ての強い味方

まず大前提として動画の長時間使用や動画を見せたまま放っておくのは教育上とてもよくありません。
しかしそうはいっても子育て/家事/仕事を両立するときに動画視聴サービスは欠かせないものになっています。さらに海外の日本人が少ない環境では日本語に触れる機会が限られます。日本国内の動画視聴サービスは子どもの日本語の維持・教育にも不可欠な存在です。
NHKプラス・Amazon・Netflix・Disney+などの主要媒体はこどもの視聴・教育番組にもかなり力を入れています。日本向けの作品で英語で配信されているものも多いので英語教育の補助にもなり一石二鳥です!
- 海外から日本国内向け・日本語のオンライン優良教育教材を利用する
- 日本国内から海外のより幅広い英語学習サービスを利用する
VPNの使い道その3:国外のアプリのダウンロードやWebサイト閲覧


盲点になりがちなのがこの点です!
一部の各国国内向けウェブサイト(政府や大学など公的機関のホームページ)ではセキュリティの観点からアクセスを自国内に限定しており日本からアクセスできません。準備や情報収集のために当該サイトを閲覧したい場合はVPNを使用することで日本国内から可能になります。
アプリのダウンロードや更新にその地域からのアクセスが必要な場合にもVPNが効力を発揮します。
留学前準備や留学終了後に現地のWebサイトへのアクセスや現地のアプリをダウンロード・更新が必要になった場合に日本国内からVPNを使用することでこの恩恵を受けることができます。
- 留学前の情報収集:留学先のの公的機関のWebサイトにアクセスする
- 留学前準備:留学先の対象サービスのアプリをダウンロード・利用する
- 留学終了後:後処理のため留学先のWebサイトアクセスやアプリの更新を行う
VPNの使い道その4:セキュリティ対策

ネットの世界には様々な危険があります。
特に最近は日本でも海外でも公共/商用施設の無料Wi-Fiが多数ありますがトラッキング・ハッキング・データ漏洩のリスクが常に付きまといます。VPNを使えば全て解決!…とはいえませんが、VPNは確実にリスクを軽減してくれます。
他にも職場のWi-Fiを使っている場合に効果を発揮することがあります。アクセス制限をしている施設や、制限はなくても使用状況の追跡をして目的外のアクセスが目立つとペナルティ・注意を受ける施設などがあります。VPNを使用すればその制約が取れる可能性があります(保証はしませんので自己責任でお願いします)。
- 公共・商用施設の無料Wi-Fiの利用時に使用してデータ漏洩のリスクを軽減
- アクセス制限・追跡があるWi-Fiを使用して制限されたWebサイトやサービスへアクセスする
VPNの使い道その5:裏技的節約術

VPNを使えば価格が安い国からのアクセスを装い、安くサービスを契約できます。対象のサービスは例えばYoutube premium・Netflix・航空券・宿泊予約などがあります。
- ネットサービスを価格の安い国を経由してお得に契約
- 航空券や宿泊代を価格の安い国を経由してお得に契約
VPNサービスを使うと節約になる理由
オンラインのサービスは国を問わず展開することが当たり前になっています。しかしサービスは同じでも各国の経済事情はまちまちであり、同じ価格で提供すると途上国に合わせると先進国では安すぎますし、先進国に合わせると途上国には高すぎます。
それに加えて国の通貨や為替手数料も様々ですので結果としてある国からのアクセスではその国の通貨で独自の価格を設定し販売することが最も効率よく販売と回収を行うことができるわけです。
そのためにはオンラインのアクセスを「どの国からサービスを利用しているか」判断しなくてはなりません。そうです。ここで前述のIPアドレスが使われるわけです。
VPNサービスで発展途上国からのアクセスとしてサービスを契約することで安くネットのサービスを利用できるというわけです。

合法とは言えグレーな方法であることは間違いなく、積極的に勧めるものではありませんが…。
VPNの注意点:速度が低下する可能性・使用不可能な環境がある
通信を1つ余分に仲介しているため通信速度が若干落ちる場合があります。通信が不安定な時・同時並行/大容量で通信が行われている時に遅延が認められることがあります。しかしながらむしろVPNを介することで速度がアップする場合もあり、近年では優良なVPN接続であればそれほど速度に影響しなくなっています。
また通信環境によってはVPNの使用自体を不可能な設定が施されていることがあります。

遅延の頻度や程度はサービス次第ですので選ぶ時の重要なポイントの一つです!
参考:【VPNが遅い原因と10の対策】すぐできる速度改善方法を解説
VPNは違法?バレる?…結論:大丈夫です!
VPNの使用そのものは違法ではありません。またVPNを使用していること自体が判明したとしても、しっかりしたVPNサービス(=有名なVPNサービス)であればどこからアクセスしているかはプライバシーの保護の原則から明らかにはなりません。またVPN経由でアクセスすること自体はよく行われていることですので、通常の使い方をしていれば問題はないでしょう。

ノーログポリシーではないVPNサービスで犯罪行為をしていれば開示請求が通り使用者はバレてしまいますが、そもそも悪いことはやめましょう!
参考:【VPN接続がバレる可能性はある?】具体的なリスクと7つの対策方法を詳しく解説
状況別U-NEXT視聴におすすめのVPNサービス3選

- NordVPN:総合力No.1 長期滞在であればまずはこれ
- ミレンVPN:超短期契約も用意!海外旅行や短期出張であればこちらがお勧め
- SurfsharkVPN:ヘビーユーザー向け!一度にたくさんのデバイスで使いたい人はこちら

どのサービスでも問題なく海外から国内サイトを閲覧できます!
1. NordVPN:長期契約なら最有力!安定と信頼の高コスパサービス

これら数多あるサービスの中でも、海凪はNordVPNをおすすめします。NordVPNは2012年からサービスを開始している老舗であると同時に成長し続けている信頼のある会社です。
お勧めする最大の理由は海凪が実際に長く使用している経験ですが、客観的に見てもこのサービスを利用するメリットは大きいと考えています。
総合的・多角的なお勧めポイントがある
- 有効な動画サービスが幅広い
- 長期の実績があり安定している
- 価格も最安レベル
- 通信速度がトップレベル・アクセスが安定している(サーバー数最多)
- 同時接続数・国接続数も必要十分
- ほとんどのデバイスに対応しインターフェイスが使いやすい
- 解約も簡単にできる
一方で注意点も少しだけあります。性能・価格など一つ一つのスペックのベストは他社に譲っており、あくまで総合力で勝負しているイメージです。
- 30日間返金保証を行使するにはチャットでの解約申請が必要
- Webページの所々に英語のみの部分がある
- 視聴不可なアクセスポイントがゼロではない

NordVPNの具体的なメリットと契約/解約方法、具体的な使用法については「VPNならNordVPNがおすすめ!他社比較でわかる7つのメリットとNordVPNの使用・契約・解約方法を解説!」で詳細に解説していますのでご興味のある方は合わせてご参照ください!
2. ミレンVPN:超短期契約をカバー!安心・割安の国内産最優良サービス!

- 1年以上の長期契約で安くサービスを利用したい方
- 日本円/完全日本語対応でかつハイスペックなVPNを希望する方
ミレンVPNは新興(2020年開始)のサービスです。
日本のサービスであるにもかかわらず価格の面でも対応可能動画視聴サービスの幅広さでも海外発のサービスに引けを取りません。
セカイVPNと同様、カスタマーサービス含め全て日本語ですし、2年契約で360円/月のサービス料はそれだけでかなり魅力的です。主要な動画視聴サービスはほぼ全てカバーできていますし、接続国数(48か国)や同時接続数(10)も他のサービスと遜色ありません。
さらに他社がカバーしていないややマイナー(失礼?)な国内サービスもカバーしていますのでミレンVPNしかカバーしていないあなたが利用しているサービスが見つかるかもしれません。
超短期契約に向いている(30日間以内)
そしてもしあなたが旅行や短期出張のために海外にごく短期間滞在する予定の場合はミレンVPNがピッタリです。7日間・15日間の契約が用意されているので最低限の金額で契約期間内は無制限にVPNを使用できます。30日間の契約もあります。為替に大きく影響されるので常に安いとはいえませんが、円安が顕著な2023-2024ではNordVPNより割安、SurfsharkVPNとほぼ同等です。
- 7日間・15日間の契約コースあり
- 日本発の企業なのでカスタマーサポートも含めて全て日本語での対応
- 1-2年間の利用であれば世界的にも最安レベル
- 日本のサービスの中では動画視聴可能サービスが幅広い
- 接続速度はトップレベルのハイスピード
- 日本円での支払いなので為替に影響を受けない
注意点
注意点として、ミレンVPNは短期契約(月ごと更新)では1,580円/月と実質3ヶ月で1,100円のセカイVPNや1,210円/月のGlocalVPNよりも明らかに割高です。1ヶ月から6ヶ月の短期の契約にはあまり向いていません。
また前述したデバイスのアプリ対応はおすすめの3サービスの中では一番少ないです。マニュアルで設定すれば使用自体には問題はないのですが、設定の手間は増えますし、知識や経験がないと導入に戸惑うかもしれません。
- 月ごとの短期契約ではやや割高
- アプリの対応デバイスが少ない(対応はWindows・Mac・Android・iOSのみ)
ミレンVPNに関しては以下の記事でさらに詳しく解説しています。もしご興味があればご一読をオススメいたします。
3. SurfsharkVPN:デバイス無制限と最安値の両立!ヘビーユーザーにおすすめ

- スペック(価格・同時接続数・接続速度)を最優先したい方
- 一部サービスが英語であることを許容できる方
最近勢いがあるのがSurfsharkVPNです。サービス開始は2018年です。
長期契約では業界最安(2年契約で$2.19/月)を誇るのが一番のアピールポイントですが、動画の視聴サービスの対応も幅広く、通信速度も最速レベルを誇っています。同時接続数はなんと無制限!!接続国数も公式によると100か国とのことでこれもまた業界トップクラスです。
あえて難点をあげるとすればアプリなど一部の対応が英語であるという点、新規接続時に時間がかかる点、新興サービスのため信頼性や知名度がまだこれからという点、解約がチャットで可能とはいえやや煩雑である点です。
価格だけでなく総合力を考えても十分にお勧めできるサービスと考えています。
- 海外発の主要サービスで1-2年契約では最安
- 対応する動画視聴サービスも幅広い
- 速度もトップレベル
- 同時接続数が驚異の無制限!
- 接続国数も100と最多レベル
- アプリやカスタマーサービスなど一部対応が英語
- 新興サービスであり実績がまだ不十分
- 接続に少し時間がかかる
- 解約が他社と比べて若干煩雑
SurfsharkVPNに関しては以下の記事でさらに詳しく解説しています。もしご興味があればご一読をオススメいたします。
注:上記のおすすめサービスは2025年6月現在の情報に基づいています。料金やサービス内容は変更される可能性があるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
参考:VPNおすすめランキングトップ10|10の比較ポイントで明確に解説
VPN利用時の注意点とよくある質問(Q&A)

VPNは非常に便利なツールですが、利用にあたってはいくつか注意すべき点があります。
- QVPN利用は合法?違法になるケースとは?
- A
多くの国(日本、アメリカ、ヨーロッパ諸国など)では、VPNの利用自体は合法です。しかし、VPNを利用して著作権を侵害する行為(違法アップロードされたコンテンツのダウンロードなど)や、その他の法律に触れる行為を行うことは当然違法となります。また、一部の国(中国、ロシア、イランなど)では、政府が認可していないVPNの利用が制限または禁止されている場合があります。滞在国の法律を確認することが重要です。
- QVPNを使ってもアクセスできない場合の対処法は?
- A
- VPNサーバーを変更してみる(同じ国内の別サーバーや、別の国のサーバーなど)。
- ブラウザのキャッシュやCookieを削除してみる。
- 別のブラウザやシークレットモードで試してみる。
- VPNプロトコルを変更してみる(VPNアプリの設定で可能な場合)。
- VPNサービスのサポートに問い合わせる。
- QVPN接続による速度低下はどの程度?
- A
VPNを経由すると、通信速度はある程度低下する可能性があります。低下の度合いは、選択したVPNサーバーの場所や混雑状況、元のインターネット回線の速度、VPNサービスの品質などによって異なります。高品質な有料VPNサービスであれば、速度低下を最小限に抑えることができます。
- Q大学や研究機関のVPNとの違い・併用について知りたい
- A
多くの大学や研究機関は、学内のネットワークリソース(論文データベース、学内システムなど)に外部から安全にアクセスするために、独自のVPNを提供しています。これは主に学内リソースへのアクセスを目的としたものであり、日本の一般サイトへのアクセス制限回避を目的としたものではありません。目的が異なるため、必要に応じて個人契約のVPNと使い分ける、あるいは併用を検討することになります。ただし、機関のポリシーによっては、個人VPNの利用に制限がある場合もあるため確認が必要です。
- Q研究倫理と情報アクセス:VPN利用の境界線
- A
VPNを利用して情報にアクセスする際は、常に研究倫理を念頭に置く必要があります。例えば、有料データベースのライセンス規約を不当に回避するような利用は問題となる可能性があります。あくまでも正当な目的(自国で契約しているサービスの利用、セキュリティ確保など)の範囲で利用し、各サービスの利用規約や滞在国の法律を遵守することが、責任ある研究者としての行動です。
まとめ:VPNを賢く活用して海外での情報アクセスを快適に!
海外での研究生活や留学は、新たな知識や経験を得る絶好の機会です。しかし、情報アクセスという点で思わぬ壁に直面することも少なくありません。VPNは、そうした地理的な制限を乗り越え、日本の情報やサービスへのアクセスを可能にする強力なツールです。
この記事で解説したVPNの仕組み、選び方、注意点を参考に、ご自身のニーズに合ったVPNサービスを見つけてください。セキュリティを確保しつつ、日本の動画コンテンツでリフレッシュしたり、必要な学術情報にスムーズにアクセスしたりと、VPNを賢く活用することで、海外での生活はより快適で生産的なものになるはずです。
ただし、VPNの利用にあたっては、常に合法性と倫理観を持ち、各サービスの利用規約を遵守することを忘れないでください。安全で快適なインターネットライフを送り、充実した海外生活を実現しましょう。
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