「VPNってよく聞くけど、本当に安全なの?」「無料VPNでも大丈夫?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
VPNは海外でのインターネット体験を格段に向上させる強力なツール。しかし、選び方や使い方を間違えると、かえって危険にさらされることも…。この記事では、VPNの基本の「キ」から、安全な活用術、そして意外と知られていない無料VPNの注意点まで分かりやすく系統立てて解説します。
VPNの基礎知識:そもそもVPNって何?あなたのネットを守る仕組み

インターネットが生活に欠かせない今、個人情報やプライバシーを守ることは非常に重要です。またインターネットのサービスが世界中で展開されている中で、地域制限は海外から日本、日本から海外のサービスを利用するときに障壁となります。
そこで注目されているのがVPN(Virtual Private Network)です。まずはVPNがどのようなもので、どうやって私たちのインターネット通信を安全にしてくれるのか、基本から見ていきましょう。
VPNとは?インターネット上に「自分専用トンネル」を作る技術
VPNを簡単に言うと、インターネット上に仮想的なプライベート(専用)回線を設定する接続方法のこと。カフェの無料Wi-Fiや海外のネットワークなど、誰でも使える公共のネットワークを使いながらも、まるで自分専用の安全なトンネルを通っているかのように通信できる技術です。
この「トンネル」の中では、送受信されるデータが暗号化という特殊な処理で保護されます。これにより、第三者があなたの通信内容を盗み見たり、改ざしたりすることを防ぎます。
例えば、こんなシーンでVPNは活躍します。
- 外出先のフリーWi-Fiから、会社の機密情報が含まれる社内ネットワークに安全にアクセスしたい。
- 海外出張中に、日本国内からしかアクセスできないサービスを利用したい。
- 自分のIPアドレス(インターネット上の住所のようなもの)を隠して、プライバシーを保護したい。
VPNは、あなたのオンライン上の「鍵付き個室」のようなものだとイメージすると分かりやすいかもしれません。
VPNの仕組み:どうやって通信を守っているの?

VPNが安全な通信を実現する主な仕組みは「トンネリング」と「暗号化」です。
- トンネリング: ユーザーがVPNサービスに接続すると、あなたのデバイス(PCやスマホ)とVPNサーバーとの間に、外部から隔離された仮想的な通信路(トンネル)が作られます。あなたのインターネット通信はすべて、まずこのトンネルを通ってVPNサーバーに送られます。
- 暗号化: トンネル内を通るデータは、高度な暗号化技術によって複雑な文字列に変換されます。万が一、第三者がデータを傍受できたとしても、暗号を解読できなければ意味のない情報の羅列にしか見えません。
- IPアドレスのマスキング: あなたがウェブサイトなどにアクセスする際、あなたの代わりにVPNサーバーがリクエストを送信します。そのため、相手先のウェブサイトには、あなたの実際のIPアドレスではなく、VPNサーバーのIPアドレスが表示されます。これにより、あなたの本当の所在地や身元を隠すことができるのです。
VPNは複数の技術を組み合わせることでネット通信を保護しプライバシーを守ってくれるのです。
VPNを利用するメリット:安全だけじゃない!こんなに便利
VPNを利用することで得られるメリットは、セキュリティ向上だけではありません。ここでは、具体的なメリットを分かりやすくご紹介します。
- 鉄壁のプライバシー保護: あなたのIPアドレスを隠し、オンライン活動の追跡を困難にします。ネットの閲覧履歴や個人情報を守りたい方には必須です。
- セキュアなデータ通信: 通信内容が暗号化されるため、カフェや空港などの公共Wi-Fiを安全に利用できます。もう「タダだから」と危険なWi-Fiに接続する必要はありません。
- 地理的な制限やブロッキングの回避: 「お住まいの地域からはアクセスできません」という表示にうんざりしていませんか? VPNを使えば、海外のサーバーを経由することで、日本国内からアクセスできない海外の動画配信サービスや、逆に海外から日本のコンテンツを楽しむことができます。
- 安全なリモートアクセス: 自宅や外出先から会社のネットワークに安全に接続し、まるでオフィスにいるかのように仕事ができます。
- (場合によっては)ネットワーク帯域幅の最適化: ISP(インターネットサービスプロバイダ)による特定の通信(例:動画ストリーミングやファイル共有)に対する速度制限(スロットリング)を回避できることがあります。
- 広告やトラッキングのブロック機能も: 一部のVPNサービスには、迷惑な広告やユーザーの行動を追跡するトラッカーをブロックする機能が搭載されているものもあります。
まさに、現代のインターネットライフをより安全で自由、そして快適にするための万能ツールと言えるでしょう。
» VPNで海外から日本のサイトに安全にアクセスする方法を解説
VPNの種類と安全性:あなたにピッタリなのはどっち?

VPNと一口に言っても、いくつかの種類があります。主に「個人向けVPN」と「企業向けVPN」に分けられますが、それぞれ特徴や目的が異なります。自分に合ったVPNを選ぶために、それぞれの違いを理解しておきましょう。
個人向けVPN:プライバシー保護と自由なネットアクセスのために
個人向けVPNは、私たち一般ユーザーが個人のプライバシー保護、セキュリティ強化、そして地理的な制限のないインターネットアクセスを実現するために利用するサービスです。
主な利用シーン:
- カフェやホテルなどの公共Wi-Fiを安全に使いたい。
- 海外の動画配信サービスやウェブサイトにアクセスしたい。
- オンラインゲームで地域制限を回避したり、DDoS攻撃から身を守りたい。
- 自分のIPアドレスや閲覧履歴を隠して、匿名性を高めたい。
メリット:
- 比較的安価で、簡単に導入できるサービスが多い。
- 世界中に多数のサーバーがあり、接続先を自由に選べる。
- ストリーミングやゲームに特化したサーバーを提供している場合もある。
注意点:
- 無料のVPNサービスには、後述するようなリスクが伴う場合があるため、信頼できる有料サービスを選ぶのが基本です。
- VPNを利用すると、通信速度が若干低下することがあります。
- すべてのVPNサービスが完全なノーログポリシー(利用記録を一切保持しない方針)を掲げているわけではないため、プライバシーポリシーの確認が重要です。
最近では、自宅のルーターにVPN機能が搭載されているものや、自分でVPNサーバーを構築する方法もありますが、手軽さとセキュリティの高さを両立するなら、信頼できる有料VPNサービスがおすすめです。
企業向けVPN:ビジネスを守る強固なセキュリティ
企業向けVPNは、主に企業が社内ネットワークへの安全なリモートアクセスや、拠点間のセキュアなデータ通信を実現するために導入されます。個人向けVPNよりも高度なセキュリティ機能や管理機能が求められるのが特徴です。
主な特徴とメリット:
- 強固なセキュリティ: 高度な暗号化技術や認証システム(多要素認証など)により、機密情報を不正アクセスやサイバー攻撃から保護します。
- 一元管理: 管理者がユーザーアカウントやアクセス権限を一元的に管理し、セキュリティポリシーを徹底できます。
- 安定した接続: ビジネス利用に耐えうる、安定した高速な通信環境を提供します。
- コンプライアンス対応: 業界の規制や法的要件に対応するための機能や監査ログを提供する場合もあります。
- 柔軟な拡張性: 企業の成長や変化に合わせて、ネットワーク規模を柔軟に調整できます。
企業向けVPNは、従業員がどこにいても安全かつ効率的に業務を行える環境を構築するために不可欠なソリューションと言えるでしょう。
VPNの知られざる危険性:光があれば影もある

VPNはインターネットを安全に利用するための強力なツールですが、使い方を誤ったり、信頼性の低いサービスを選んだりすると、かえってリスクを招く可能性があります。ここでは、VPN利用時に注意すべき危険性について詳しく見ていきましょう。
無料VPNに潜む大きなリスク:タダより高いものはない?
「無料で使えるなら、それに越したことはない!」そう思う気持ちはよく分かります。しかし、無料VPNには以下のようなリスクが潜んでいることを理解しておく必要があります。
- あなたのデータが商品に? ユーザーデータの収集・売却: 無料VPNサービスの運営にはコストがかかります。そのコストを賄うために、ユーザーの閲覧履歴や個人情報などのデータを収集し、広告業者などの第三者に売却しているケースがあります。これではプライバシーを守るどころか、逆に切り売りしているようなものです。
- セキュリティがザル? データ漏洩のリスク: 暗号化の強度が低かったり、そもそも暗号化されていなかったりする悪質な無料VPNも存在します。これでは、通信内容が簡単に傍受されてしまう可能性があります。
- 迷惑広告の嵐、マルウェア感染の危険も: しつこい広告表示はもちろん、悪質な広告やマルウェア(ウイルスなど)が仕込まれていることもあります。
- 運営元が不明、信頼性の欠如: 誰が運営しているのか、どんな企業なのかが不明瞭なサービスは、問題が発生した際のサポートも期待できず、信頼性に欠けます。
- カメさん速度? 通信速度の低下: 無料サービスではサーバーの数が限られていたり、帯域幅が制限されていたりするため、通信速度が極端に遅くなることがあります。
- ブツブツ切れる… 接続の不安定性: 接続が頻繁に途切れたり、使いたいときに使えなかったりすることも珍しくありません。
- 実は見られてる? アクティビティログの記録: VPN利用の目的の一つである匿名性を損なう、ユーザーのオンライン活動を記録(ロギング)している無料VPNもあります。
- サポートは期待薄: 問題が発生しても、十分なカスタマーサポートを受けられない、あるいは全くサポートがない場合も。
- 突然サービス終了の可能性も: 無料サービスは、予告なく突然提供を終了するリスクも考慮しておく必要があります。
「無料」という言葉の裏には、何かしらの対価が隠れていることが多いもの。特にプライバシーやセキュリティに関わるサービスにおいては、安易な選択は避けるべきです。
VPNサービス自体の脆弱性:信頼できるサービス選びが重要
有料のVPNサービスであっても、100%安全とは限りません。サービス自体に以下のような脆弱性が存在する可能性があります。
- 古い暗号化技術の使用: 最新のセキュリティ脅威に対応できない、時代遅れの暗号化アルゴリズムを使用している場合。
- ソフトウェアのバグや設定ミス: VPNクライアントソフトやサーバー側の設定に不備があると、そこがセキュリティホールになる可能性があります。
- 内部犯行のリスク: サービス提供会社の従業員による不正なデータアクセス。
- 外部からの攻撃: VPNサーバーがハッキングされ、情報が漏洩するリスク。
- マルウェア・スパイウェアの混入: VPNアプリケーション自体に悪意のあるプログラムが仕込まれているケース。
- DNSリーク: VPN接続中に、あなたの本当のIPアドレスがDNSクエリを通じて漏洩してしまう現象。
- ログポリシーの不透明性: 「ノーログ」を謳っていても、実際には何らかの接続ログを保持している場合。
これらのリスクを避けるためには、信頼できる実績のあるVPNプロバイダを選ぶことが極めて重要です。
VPN接続時のデータ漏洩リスク:設定ミスや油断が命取り
VPNを利用していても、以下のような状況ではデータ漏洩のリスクがあります。
- 信頼性の低いプロバイダの利用: 上記「VPNサービス自体の脆弱性」で述べたような問題を抱えるプロバイダを利用した場合。
- 不十分な暗号化: VPN接続の暗号化強度が低い、あるいは特定の通信が暗号化されていない場合。
- VPNプロトコルの脆弱性: 使用しているVPNプロトコル自体にセキュリティ上の欠陥がある場合。
- デバイスのセキュリティ不備: あなたのPCやスマートフォンがマルウェアに感染している場合、VPNを使っていても情報が抜き取られる可能性があります。VPNは万能ではなく、デバイス自体のセキュリティ対策も不可欠です。
- ログの保持と漏洩: VPNプロバイダがユーザーの活動ログを保持しており、そのログが何らかの理由で外部に漏洩した場合。
- キルスイッチ機能の不備: VPN接続が予期せず切断された際に、インターネット接続を自動的に遮断する「キルスイッチ」機能がない、または正常に作動しない場合、保護されていない状態で通信が行われてしまう可能性があります。
VPNは強力な盾ですが一定の質が担保されたVPNサービスを選ばないと意味を成しません。
参考:VPNおすすめランキングトップ10|10の比較ポイントで明確に解説
VPNを安全に使いこなす!プロが教える鉄壁ガード術

VPNのリスクを知った上で、次はどうすれば安全にVPNを利用できるのか、具体的な方法を見ていきましょう。いくつかのポイントを押さえるだけで、VPNの安全性を格段に高めることができます。
多要素認証 (MFA) でアカウント乗っ取りを阻止!
VPNサービスのアカウントへのログイン時には、多要素認証(MFA: Multi-Factor Authentication)を必ず有効にしましょう。これは、パスワードに加えて、スマートフォンアプリへの通知、SMSで送られる確認コード、指紋認証など、複数の認証要素を組み合わせることで、不正ログインを格段に難しくする仕組みです。
もしパスワードが漏洩してしまっても、多要素認証が設定されていれば、第三者があなたのアカウントに不正アクセスするのを防ぐことができます。多くの信頼できるVPNサービスがこの機能を提供しています。
ソフトウェアは常に最新版へ!定期的なアップデートを習慣に
VPNクライアントソフトウェア、お使いのOS(Windows, macOS, iOS, Androidなど)、さらにはルーターのファームウェアに至るまで、ソフトウェアは常に最新の状態に保つことがセキュリティの基本です。
ソフトウェアのアップデートには、新機能の追加だけでなく、発見されたセキュリティ上の脆弱性の修正パッチが含まれていることがほとんどです。古いバージョンのまま使い続けることは、既知の攻撃ルートを放置しているのと同じ。VPNサービスプロバイダから提供されるアップデート情報にも注意を払い、速やかに適用しましょう。
信頼できるVPNサービスの選び方:ここをチェック!

安全なVPNライフを送る上で、最も重要なのが信頼できるVPNサービスを選ぶことです。以下のポイントを参考に、慎重に選びましょう。
- 強力な暗号化プロトコル: AES-256など、現在最も強固とされる暗号化技術や、OpenVPN、WireGuardといった安全性の高いVPNプロトコルを提供しているか。
- 明確なノーログポリシー: ユーザーのIPアドレス、閲覧履歴、接続タイムスタンプなどのアクティビティログを一切記録・保存しない「厳格なノーログポリシー」を掲げ、それがプライバシーポリシーに明記されているか。
- 第三者機関による監査: 独立した第三者機関によるセキュリティ監査やノーログポリシーの検証を受けており、その結果を公開しているか。これは透明性と信頼性の高い証拠となります。
- インターネットキルスイッチ機能: VPN接続が不意に切れた際に、自動的にインターネット接続を遮断し、データ漏洩を防ぐ「キルスイッチ機能」が搭載されているか。
- 豊富なサーバーロケーションと良好なパフォーマンス: 接続したい国にサーバーがあるか、十分なサーバー数と帯域幅があり、快適な速度で利用できるか。
- ユーザーレビューと専門家の評価: 実際のユーザーからの評判や、信頼できるIT系メディア、専門家によるレビューを参考にしましょう。ただし、過度に肯定的なレビューばかりの場合は注意も必要です。
- 質の高いカスタマーサポート: 問題が発生した際に、迅速かつ的確なサポートを受けられるか。24時間対応のライブチャットサポートなどがあると安心です。
- 返金保証: サービスに満足できなかった場合に備えて、返金保証期間が設けられているか。実際に試してみて、自分に合っているかを確認できます。
これらの点を総合的に比較検討し、あなたのニーズに最適なVPNサービスを選びましょう。
参考:VPNおすすめランキングトップ10|10の比較ポイントで明確に解説
ファイアウォールとの合わせ技で防御力アップ!
VPNは通信経路を保護しますが、あなたのデバイス自体への不正アクセスやマルウェアの侵入を直接防ぐものではありません。そこで活用したいのがファイアウォールです。
ファイアウォールは、不審な通信を検知してブロックし、ネットワークの入り口で脅威をフィルタリングする役割を果たします。OSに標準搭載されているファイアウォールを有効にすれば十分です。
VPN(通信の暗号化と匿名化)とファイアウォール(不正アクセスのブロック)を組み合わせることで、より多層的なセキュリティ体制を構築できます。

PC・スマホのセキュリティはOS標準の無料機能で十分ですよ!
VPNの安全性に関するよくある質問

VPNの安全性に関するよくある質問をまとめました。VPNの利用を検討している場合は、参考にしてください。
- QVPNって本当にプライバシーを守れるの?
- A
はい、正しく選んで使えば、プライバシー保護に非常に効果的です。
VPNはインターネット通信を暗号化し、あなたのIPアドレスをVPNサーバーのものに置き換えることで、ISP(プロバイダ)やウェブサイト、その他の第三者によるあなたのオンライン活動の追跡を困難にします。
ただし、完璧な匿名性が保証されるわけではありません。以下の点に注意が必要です。
- 信頼できるVPNプロバイダを選ぶこと: 厳格なノーログポリシーを持ち、第三者監査を受けているなど、信頼性の高いサービスを選びましょう。
- VPN以外の経路からの情報漏洩: Cookieやブラウザフィンガープリントなど、VPNだけでは防げない追跡技術も存在します。プライバシー設定の見直しや、トラッキング防止機能のあるブラウザの利用も併せて検討しましょう。
- 利用国の法律: 一部の国ではVPNの利用が制限されていたり、プロバイダにデータ提出を強制する法律があったりする場合もあります。
これらの点を理解した上で、信頼できるVPNサービスを賢く利用すれば、オンラインプライバシーを大幅に向上させることができます。
- QVPNを使うとネットが遅くなるって本当?対策はある?
- A
はい、VPNを経由することで通信速度が若干低下することはあります。しかし、原因と対策を知れば改善できます。
VPNが遅くなる主な原因は以下の通りです。
- サーバーとの物理的な距離: 遠くの国のサーバーに接続するほど、遅延が大きくなる傾向があります。
- サーバーの混雑: 同じサーバーに多くのユーザーが接続していると、速度が低下します。
- 暗号化処理の負荷: データを暗号化・復号する処理に、ある程度のマシンパワーと時間が必要です。
- VPNプロバイダのサーバー性能: サーバーのスペックや回線品質が低いと、速度が出ません。
- 元々のインターネット回線速度: あなた自身のインターネット環境が遅い場合は、VPNを使ってもそれ以上に速くなることはありません。
- 選択するVPNプロトコル: プロトコルによって速度とセキュリティのバランスが異なります。
対策としては、以下のような方法があります。
- 物理的に近いサーバーを選ぶ: 可能なら自国または近隣のサーバーに接続しましょう。
- 比較的空いているサーバーを選ぶ: 多くのVPNアプリではサーバーの負荷状況が表示されるので、空いているサーバーを選びましょう。時間帯を変えてみるのも有効です。
- 高性能なVPNプロバイダを選ぶ: 多数の高速サーバーを保有し、最新の技術(例: WireGuardプロトコル)に対応しているプロバイダを選びましょう。
- VPNプロトコルを変更してみる: OpenVPN (UDP) や IKEv2、WireGuard など、速度と安定性のバランスが良いプロトコルを試してみましょう。
- 有線接続を試す: Wi-Fiよりも有線LAN接続の方が安定して速度が出やすいです。
- 不要なバックグラウンド通信を停止する: VPN接続中に、他のアプリが大量のデータを通信していないか確認しましょう。
- ルーターを再起動する: 一時的な不具合が原因であることもあります。
- Q1つのVPNアカウントで、スマホもPCも同時に使える?
- A
はい、多くの有料VPNサービスでは、1つのアカウントで複数のデバイスを同時に接続できます。
一般的には、1つのアカウントで5台~10台程度のデバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)を同時にVPNに接続することが可能です。サービスによって同時接続可能なデバイス数は異なりますので、契約前に確認しましょう。
これにより、自宅のPC、持ち運び用のノートPC、スマートフォン、家族のデバイスなど、複数のデバイスをまとめて保護できます。中には、ルーターにVPNを設定することで、そのルーターに接続するすべてのデバイスを保護できる機能を提供しているサービスもあります。
利用規約で同時接続台数や利用方法に制限が設けられている場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ:賢くVPNを選んで、安全・自由なインターネットを!

この記事では、VPNの基本的な仕組みから、メリット、種類、そして見落としがちなリスクや安全な使い方まで、幅広く解説してきました。
VPNは、あなたのインターネット通信を暗号化し、IPアドレスを隠すことで、オンライン上のプライバシーとセキュリティを飛躍的に高めてくれる強力なツールです。地理的な制限を超えて、世界中のコンテンツに自由にアクセスできるのも大きな魅力ですね。
ただし、特に無料VPNには注意が必要です。安易に利用すると、逆に個人情報が危険にさらされる可能性も否定できません。安全にVPNを活用するためには、以下のポイントをしっかり押さえましょう。
- 信頼できる有料VPNサービスを選ぶ(ノーログポリシー、第三者監査などが目安)
- 多要素認証を有効にする
- ソフトウェアを常に最新の状態に保つ
- ファイアウォールと併用する
これらの対策を実践し、正しい知識を持ってVPNを使いこなせば、あなたはより安全で、より自由なインターネットの世界を存分に楽しむことができるはずです。この記事が、あなたの快適なデジタルライフの一助となれば幸いです。
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