【2024年最新版】アメリカResidentのタックスリターンはこれがお勧め!Turbotaxによる確定申告を分かりやすく解説

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この記事ではアメリカの確定申告(タックスリターン )をResident-ailien(居住者:3年目以降のポスドクなど)として行うときにおすすめのサービスであるTurbotaxについての概要・料金・使い方についてアメリカに3年間研究留学していた海凪がわかりやすく解説します。

海凪
海凪

2年確定申告して慣れてきた方、Residentの申告はまた一段違いますよ!

Non-resident用確定申告サービスSprintaxについてはこちらです↓↓

注意:この記事はあくまで確定申告とサービスの概要を説明した記事です。最新の税情報はIRSの情報を必ずご参照ください。確定申告はあくまで自己責任で行うものであり、当ブログは一切の責任を負いません。

Turbotaxとは:アメリカのResident御用達の確定申告用ソフト

turbotax

TurboTaxはアメリカの国税および州税の確定申告書を作成し、電子的に提出することができる税務申告用ソフトウェアです。1984年に創業した老舗というだけでなくアメリカ最大手のサービスです。

アメリカ市民だけでなくアメリカに長期滞在する人の中でResident ailenに分類される人が用いるソフトです。J1ビザの研究者達も例外ではなく、ほとんどの場合研究留学3年目以降の人がResidentの確定申告が必要になります。

J1ビザ保持者のタックスリターン (確定申告)の一般的な説明は「【J-1ビザ限定】複雑なアメリカの確定申告(Tax Return)をわかりやすく解説!」をご参照ください。

Turbotaxを使用するメリット:分かりやすくサポートが充実!

Residentを対象とした申告ソフトやサービスは多数ありますが、海凪はTurbotaxを選択しました。主な理由はSprintaxからのデータ移行ができて申告書作成の手間がかなり削減できることでした。

Turbotaxのメリット
  • 使い勝手が良く、視覚的にわかりやすいシステム
  • 選べる申告のコースが豊富(無料から手厚いLiveサポートまで)
  • Sprintaxからの移行でデータが引き継げる
海凪
海凪

Turbotaxより価格が安いサービスもありますが、その分不便さや信頼性のリスクを許容する必要があります。

この紹介用リンク経由でTurbotaxに登録していただくとサービス利用料が20%OFF(Live assistは10%OFF)となります。今年Residentとして確定申告をお考えの方はぜひご登録を検討ください。

Turbotaxの登録方法

1. 新規登録

turbotax

全くの新規であればここからスタートです。トップページ右上の”Sign up”をクリックします。

個人を確認するためまずは電話番号登録が必要です。Turbotaxは米国内向け確定申告ソフトですが、アメリカ市民やグリーンカード保持者は国外居住していてもResidentとしての申告対象となるため日本を含めた36か国程度の電話番号が登録できるようになっています。

入力した電話番号に6桁の番号が送付されますので、それを右画像の欄に入力してContinueをクリックすれば登録が完了です。

コース選択の画面になります。上半分のブロックで自分に当てはまるものを選択(重複可)すると、下半分におすすめのコースが表示されるようになります。いずれかのコースのStart for free/File for $0をクリックすると確定申告の作業が開始されます。

海凪
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この時点で料金を請求されることはありませんので安心して進めて下さい!

2. SprintaxからTurbotaxへの移行

Non-resident時代にSprintaxを使用していた方はデータ移行が可能なこの経路を強くお勧めします。昨年までと同様に申告を進めようとResidency Statusを入力して次のページに行こうとすると…

このような文面が表示されます。ちょっとわかりにくいですが、最後の段落の”you can click here“の「here」がリンクとなっていてここをクリックすると下の画面に遷移します。

そして左下の「Get Started」のボタンをクリックすると…

ここでコースを選択すると会員登録(Sign up)のページになりますので必要情報を入力しSMS認証を行います。

海凪
海凪

この時点で料金を請求されることはありませんので安心して進めて下さい!

個人を確認するためまずは電話番号登録が必要です。Turbotaxは米国内向け確定申告ソフトですが、アメリカ市民やグリーンカード保持者は国外居住していてもResidentとしての申告対象となるため日本を含めた36か国程度の電話番号が登録できるようになっています。

入力した電話番号に6桁の番号が送付されますので、それを右画像の欄に入力してContinueすれば登録が完了です。

海凪
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Sprintax経由ですと共通する個人情報などが転送されるので手間が省けて便利です!

Turbotaxのタックスリターン に必要な書類

申告には以下の書類を用意します。といっても書類は人それぞれですので参考程度によくある代表的なものについて例示します。PDFをアップロードすれば読み込んでくれるものもあるので電子媒体で所持している場合あえて印刷する必要はありません。(ITIN申請のためにパスポート原本や旅券所持証明を郵送で送付する場合を除く)。

申告に必要な書類(例)
  • W-2 form (日本の源泉徴収票に当たるもの)
  • ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)もしくは納税者番号(ITIN):家族含む
  • W-7(ITIN取得に必要な書類:SSNがない場合)
  • 本人及び同居家族のパスポート原本(ビザ含む)
  • 旅券所持証明(大使館で取得・ITIN取得申請する場合のみ)
  • I-94(過去の入国日など)
  • Form 1099-INT/1099-DIV/1042-S (アメリカで利子所得や配当所得がある場合)
  • 医療費明細
  • 日本で所持している銀行口座・証券口座・保険口座の残高がわかる書類/媒体

予め情報や書類を整理しておくと入力がスムーズに進みます。とはいえ人それぞれ必要な書類は異なるので、何が必要かわからない方はとりあえずTurbotaxの入力を進めてみてその都度確認する方が早い場合もありますので、例示した書類をまずは用意してみましょう。

実際の申告の流れ

左は実際の申告入力画面のサイドバーです。
この上から下に順番に情報を入力していく流れです。

  1. 自身や家族の個人情報(誕生日やSSN/ITINなど)
  2. 国税の入力(収入・控除)
  3. 州税の入力(州独自の控除や2州に跨る場合の追加入力)

一通り入力が終了するとレビューがあり未入力や誤りの修正すべき箇所の指摘があり、ダイレクトに戻って修正することが可能です。

次にオプション(修正申告に対応するかどうか、さらにLive assistが必要かどうか)の選択があります。

選んだコースやオプションに対応した請求がなされ、支払いが終了すると印刷および電子申請が可能になります。

海凪
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流れに沿っていくだけなので手順に迷うことはありません!

郵送申請の場合には(ある場合)国税に関しては国のIRSにW-2 Formのコピーを添付し送付し、州税に関しては州の担当局にW-2 FormとFrom 1099を添付して郵送します。具体的な指示は確定申告書を発行したときに同時に作成されますので、その指示に従えばOKです。またForm1040にはサインが必要な欄があるので注意してください。

郵送にはさまざまな方法がありますが、基本的にはUSPSでTracking&Return receipt(郵便追跡と書留)を利用すると確実性が上がるのでおすすめです。

海凪
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電子申請を利用できる場合は金銭も手間も節約できるので断然そちらがおすすめです!

ちなみに郵送申請では還付金が振り込まれるまでに6ヶ月程度とかなり長時間かかりますが、電子申請ではきっかり3週間で銀行口座に振り込まれました。ITIN申請時やNon-residentでは郵送申請のみですが、電子申請はさまざまな面でメリットしかありません。

海凪
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海凪の実体験として手間・コスト・振込の速さから可能なら電子申請一択です!

料金体系:少しややこしいので注意

おそらく殆どの方がWebブラウザ版を使用するはずなのでそこをメインに解説します。いずれの場合もその年の申告のための料金ですので別年度の申告をする場合はその都度契約が必要になります。

この紹介用リンク経由でTurbotaxに登録していただくとサービス利用料が20%OFF(Live assistは10%OFF)となります。今年Residentとして確定申告をお考えの方はぜひご登録を検討ください。

Web版・Live assistを必要としない場合

指示に従って自身で入力するタイプのサービスです。サポートは原則としてAIチャットやヘルプの活用のみです。人の手を必要としないので格安で申告することができます。それぞれのコースの価格は画像をご覧ください。

一番安い場合は完全無料で申告が可能ですが、控除を取りこぼすリスクと修正申告に対応できない点が不安が残ります。また現地で投資をしている場合はPremierになってしまいます。

Deluxeは控除を取りこぼしたくない人、Premierは投資をしている人向けです。Self-EmployedはJ-1ビザの方は考慮することにはならないはずです(通常起業や副業は規約違反)。

Web版・部分的にLive assistを必要とする場合

わからない部分だけ専門家を呼び出してLiveでアシストしてくれるコースです。それぞれ$50~$80程度アシストなしの場合と比較して割り増しになっています。しばしばキャンペーンで上記画像のように割引してくれることがあります。

Web版・全過程をお任せする場合

Turbotaxを通じて専門家に全てお任せすることもできます。この場合は必要書類を読み込んでアップロードするなどの作業だけで申告が完了するはずです。料金はその分割高ですが、個人で専門家に依頼するよりはシステマチックにやりとりできるはずなのでより安心感はありますね。

ただしITINの取得の場合パスポートもしくは旅券所持証明の原本の郵送が必要なのでこのサービスで対応してくれるかどうかは不明です。また当然ながら全て英語のやりとりになりますので英語に不安がある、という方は日本人税理士に直接お願いする方が良いかもしれません。

PC版をダウンロードする場合

Windows版・Mac版といったソフトウェアをダウンロードするタイプの商品もあります。ダウンロードしたPCでしか申告できないので注意が必要です。料金体系も様々な点で異なり、Web版の作業をソフトで継続することも不可能ではありませんが、別途PC版を購入する必要があります。

Resident ailenが確定申告するための他の手段

もちろんTurbotaxだけが確定申告の手段ではありません。以下の手段も合わせてご検討ください。

他社の確定申告サービスを利用する

Turbotax以外に複数Residentの確定申告に利用できるサービスはあります。以下の表に列挙します。

Turbotax以外のResident用タックスリターンサービス

最安のTaxActは少し魅力的に映りますが、その分インターフェイスの不便さやサポートにより制限がかかるリスクを許容する必要があります。せいぜい数十ドルの差ですので、海凪としては相場の価格を提示しているサービスをおすすめします。

税理士に直接依頼する

例えば障害があるお子様をお持ちであったり、ご自宅をアメリカで購入されていたり、副収入が複数あるなど複雑な申告をする場合や研究が忙しくて時間を少しでも節約したい、という方は最初から税理士に依頼するのも有効な手段です。

その場合は依頼した税理士に必要な書類を郵送and/or電子的に送付して簡単な質問に答えればOKです。料金も個人の申告であればそこまで高額ではなく、安い場合は$200~程度で出来ると経験者から聞いています。

ただしアメリカの常として返事が遅かったり、進捗が明確でなかったりするので、それはそれでやきもきしたり不安を感じたりするようです。日本もそうですがアメリカはおそらくもっとサービスがピンキリだと思います。なので税理士を利用される方は以下のような信頼性を担保できる手段を使ってハズレを引かないようにしましょう。

  • 実際に使用している現地の方に紹介してもらって依頼する
  • 割高になっても日本人で依頼を受け付けている税理士に依頼する
  • TurbotaxやH&R BLOCKなど企業で所属している税理士に依頼する

自力・手作業で申告する

無料になりますがオススメしません。以下のデメリットが大きいです。

自力で確定申告するデメリット
  • 時間と手間ががかかる
  • 申告に間違いがあれば厄介な修正申告を自力でしなければならない
  • 本来なら取り戻せるはずの税金を失ってしまうリスクがある
  • 追徴課税をされるリスクがある

これらのリスクを冒すくらいであれば、Turbotaxなどのサービスで無料コース(ただし無料では修正申告には対応してくれませんが)で申告することを強くおすすめします。無料の申告ができるくらいシンプルであれば電子申請が可能なことも多いのでその場合むしろ郵送代分だけお得になります。

Turbotaxでタックスリターンするデメリット

同様の確定申告サービスと比較したデメリットはほとんどありません。あえて挙げるとすれば「最安ではない」ということですが、冒頭でもご紹介したように価格が安いということはインターフェイスやサポートの面でわかりにくさや制限があるということとほぼ同義ですので、数十ドルのコストと引き換えにすべきかどうかはよく考える必要があります。

また税理士に丸投げする場合と比較した場合は以下の項目がデメリットになり得ます。

  • プランによってサポートが制限される
  • 複雑な申告になるとそれなりに手間と時間と頭を使う
  • 自己責任となるため還付が戻ってくるまではかなり不安

そのため、以下の条件に当てはまる人は税理士の依頼がおすすめです。

  • とにかく時間と手間を節約したい人
  • 複数の収入源や控除があるなど複雑な申告をする人

まとめ:Turbotaxは使いやすいサービスです!

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Turbotaxは信頼性があり、1984年創業の歴史ある確定申告用サービスの最大手です。

Free file Programは存在しますが、手間とコスト、正確性の担保を考慮すれば決して高い出費ではありません。Turbotaxでの申告をぜひご検討ください。

この紹介用リンク経由でTurbotaxに登録していただくとサービス利用料が20%OFF(Live assistは10%OFF)となります。今年Residentとして確定申告をお考えの方はぜひご登録を検討ください。

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