アメリカの留学生活中に後悔したこと5選+α

Regret-USA-research-life 留学中の方へ

誰しも海外留学では大なり小なり失敗をするものです。「全く失敗しない留学なんてつまらないよ?」と嘯くこともできますが…しなくていいトラブルに巻き込まれるのは避けたいですよね。

海凪自身、沢山の体験談を読んで避けられる失敗は避けてきたつもりです。しかし、留学生活はケース・バイ・ケース。時代も場所も環境も一人一人異なる留学生活では海凪自身たくさんの失敗と後悔をすることになりました。

この記事では3年間アメリカに研究留学して帰国した海凪が自身の体験談から「アメリカの留学生活中に後悔したこと」としてそれぞれの後悔を開示します。

海凪
海凪

海凪の体験談が読者の皆様の失敗回避に役立つことができれば幸いです!

1.現地での英語の学習を積極的にやればよかった

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特に生活や実験の立ち上げ時は時間が空きがちです。
他のスケジュールの関係で進められなかったり、待ち時間や隙間時間が発生します。

そして私の場合留学経過から1年経過してからボスに「英語を勉強する機会を増やしたらどう?」と提案されました。「今頃かよ!」と思いましたが、それから色々調べたり、ボスも提案をしてくれたりで結果として無料で利用できる英語・英会話の学習実践機会を得ることができました。

コロナ禍でそもそも最初は利用できなかったシステムもありましたが、最初から働きかけていれば実現できたものもあり、「最初から利用しておけばよかった…」と強く思いました。

特に大学の研究室に留学される方は必ずESL(English as Second Language)用の教育プログラムや相談機関が設置されているはずです。もしかすると立場によって利用が難しいものもあるかもしれませんが探してみる価値はあります。また公共にも英語を学ぶための安価、もしくは無料のコースが開催されていることが多いです。

私は大学と公共それぞれ一つずつ利用していますし、始めたことで英語力が一段階向上したとボスからも言われました。英語を学ぶモチベーションは最初が高く徐々に低下していくことが予想されますので、とにかく早く始めることをお勧めします。

2. 自動車運転免許試験の準備をもっとすればよかった

海凪
海凪

ただの恥ずかしい話ですが、海凪は実技の免許試験に2回落ちました(笑)

学科試験は「英語である」「そもそもアメリカの交通ルールを知らない」ため勉強は必須と考えてWeb上に公開されている練習問題を繰り返し練習して臨んだため1回で合格できました。

しかし実技試験は「勉強して交通ルールはある程度理解できたし、右車線とはいえ10年以上車自体は運転してきているのだからなんとかなるだろう」と油断し、なんと2回も実技試験に落ちてしまったのです。

通常ほとんどの人は1回で受かっていますし、思い返してもなぜそんなに落ちたのか不思議なくらいですが、敗因の主な要因は周囲のコースを全く走っていなかったことです。

国際免許証が一定期間(3ヶ月から1年程度:州による)有効なため大事には至りませんでしたが、逆にいうと必死さが足りませんでした。

ぜひ皆様は免許センターの周囲をぐるぐる回って練習してから本番にお望みください💦

3. クレジットカードをもっと早く作ればよかった

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日本にいる間にアメリカのクレジットカードを作ることは非常におすすめです。

海凪
海凪

しかし、日本国内で作成できるクレジットカードはアメリカでのベストではありません!!

通常クレジットヒストリーがアメリカのクレジットカードを使用し始めて3−6ヶ月くらいで貯まりますので、そうなると頼んでもいないのにクレジットカードの勧誘のダイレクトメールが来はじめます。

そうなったらダイレクトメールのクレジットカードではなくネット経由で自分が希望するカードを申し込むようにしてください。もちろん比較した上でダイレクトメールのクレジットカードがよければそこから申し込んでもいいですが、大抵はもっと良いカードがあるはずです。

私はカードの選択自身は間違っていないと思っていますが、もっと早く申し込めばよかったです。
私が渡米時に使っていたPREMIOカード(公式ページ)1. 日本で作れる 2. 年会費が不要である という利点があるため作成して使用していたのですが、一切ポイントがつかないカードだったのです!!

アメリカのクレジットカードは日本のものよりもポイントがかなり貯まりやすいですのでなるべく早く現地で作れるカードに切り替える方がお財布に優しいです。

ただクレジットカード会社によってはかなり審査が厳しいところ(例えばChaseが主催するクレジットカード)があり、渡米して6か月では難しい印象があり、通常は1年くらいは待つ必要があります。反対にAMEX (American Express)は比較的緩い印象です。

実はAMEXは日本のAMEXのヒストリーも使用できるという話があり、日本でAMEXを使用されている方はかなり早くアメリカのAMEXのカードを作成できるかもしれません。トライする価値は十分あると思いますし、今すぐには留学されない方が日本のAMEXカードを作成するのもありかもしれません。

クレジットカードを含むアメリカ留学生活の節約については記事「誰でも使えるアメリカ留学生活の節約術15選+αを解説!」でもご紹介しています。ご興味のある方は参考にしてみてください。

4. タイヤの交換をもっと早くすればよかった

私は渡米した時期がよく、ある日本人研究者とちょうど入れ替わりであったため、彼の使用していた中古車をそのまま譲り受けて継続使用することができました。ほとんどの機能は問題なく使用できたので満足していたのですが、ある日タイヤの空気がかなり抜けていることに気がつきました。

しかしパンクしているほどペシャンコになっているわけではないので、取り急ぎ空気入れ(Amazonで売っている)を注文し、その空気入れでタイヤを膨らませてからタイヤショップに行きました。

調べて「問題ない、空気を入れ直したから」的なことを言われ、無料で返してくれたのはよかったのですが、家に帰るまでに空気が抜けていました💦

もう一度調べて「この部品が悪かった、外したからもう大丈夫」と言われて家に帰りました。その時は大丈夫だったのですが、次の車を使う時にはまた空気が抜けていました…。

とりあえず空気を入れれば1−2週は持つことが多く、また季節が変わり暖かくなると出なくなっていましたが…また冬になり寒くなるとまた空気が抜け始めました。しかもほとんどの場合特定のタイヤのみが凹んでいたのですが、この時は他のタイヤも空気が抜けていっていることがわかりました。

もうこれはだめだ!となり、タイヤを全て買い替えることに。
するとなんということでしょう!空気が抜けることがなくなっただけでなく、ハンドリングもかなり向上したのです!

前使用者は受け取る1年前にタイヤ交換した、と言っていて嘘はついていないのかもしれませんが、日本よりも激しい寒暖差のためタイヤのゴム全体がダメになっていたのかもしれません。

最初の修理時もタイヤの交換を検討したのですが、修理工が「大丈夫!」と自信満々に行ったことと、来てすぐに高価なタイヤを買うことに気が引けてしまい見送っていたのでした。

車の修理工は信用しすぎてはならないこと、また怪しい場合にはケチらずに早めに交換しておけばよかった、という2点を後悔する出来事でした。

5. 住居を購入しておけばよかった

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海凪
海凪

これはほとんどタラレバの話で後悔、というのはちょっと盛りすぎですが…。

後から思うと家を購入する、というのが実は可能だったのではないか(しかもお得だったのではないか)ということです。

私の住む周囲は田舎ですが、年々人口は増えていっており、インフレと需要の高まりにより住宅の値段も年々上昇しています。

そのため中古の古い住宅でも経年劣化どころかむしろ年々価格が上がっているらしいのです。
日本にはない羨ましい現象です。

なので引っ越した当初に日本の貯金を引っ張ってきて安い中古住宅を購入し、がっつり住んで留学終了時に売却すれば家賃を節約できるどころか売却益まで得られたのではないか…。

そんな妄想をついしてしまいます。

これから米国の田舎に留学される医師で資金に余裕がある方はぜひ検討されてはいかがでしょうか?
と言っても権利関係、税金関係など色々考えることがありますし、SSNや銀行口座など生活の基盤が整った後でないと難しいと思うので英語力と胆力、財力が必要な上に最初から長めの留学期間の見通しがついている方という非常に限られた方の話になりますが…。

しかも実際の購入者に話を聞くと、庭のメンテナンス・雪かきの義務・維持/修理代の完全自己負担などなど、自宅を持つデメリットも多いのでそんなに簡単な話ではないと思いました。もしかして家を購入していたら「買うんじゃなかった…」と後悔していたかもしれません(汗)

※注:購入は自己責任でお願いします

番外編:人間関係はどうか??

これは失敗とは言えない、もしくは失敗に分類するレベルにないと認識しています。しかも後から考えて「ここをこうすればよかった」という明確なポイントも思いつきません。
しかしあえて不満があるとすればここも小さくないので言及します。

ラボの人間関係について正直に言えば満足しているとは言えません。

トラブル・喧嘩・嫌がらせなどの研究生活のマイナスになるような出来事は全くありませんし、お互いの仕事上のコミュニケーションはむしろまずまず良好だと思います。たまには飲みに行くこともあります。

しかし2年同じ仕事場で過ごしている割には親密度は明らかに足りていない、と感じてしまいます。
やはり言葉の壁もありますし、人種の壁年齢の壁性別の壁、何が関係しているかよくわかりません。単純に海凪にあまり興味がないのかもしれませんし、実は何かやらかしたり、あるいは生理的にひっそりと好かれていないだけなのかも知れません。アメリカは日本に比べて仕事関係の人間関係は重視されない、という文化的背景もあるかもしれません。

もっと英語が流暢に話せていたら違っていたかもしれないし、もっと積極的に話しかければよかったのかもしれません、あるいは何をどうしてもあまり変わらないのかもしれません。

ここに関しては今はある程度達観していて、なるようにしかならない、と考えています。
ジタバタしてそれが心や先方の負担になるくらいであれば、このままでいいと受け止めて日々を過ごしています。相手があることですので…。

まとめ:致命的な失敗はしなかった

こうやって振り返ってみても、大した失敗ではありません。これも体験談などであらかじめ回避できた結果だと思います(多分)。

トラブルの経験も致命的なものでなければいい思い出になり、後悔も少ないです。

海凪
海凪

ぜひ皆様も大きなトラブルは避けつつ、米国留学生活を楽しんでください!!!

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