日本以上の車社会であるアメリカではガソリン代は必須であると同時に家計の悩みの種です。避けようのない支出である以上、「なるべく安く」を積み重ねることで大きな節約が可能になりますが、一方でそのために時間や手間をかけすぎるのは割に合いません。
例えばCostcoのガソリンスタンドは安いことで有名ですが、利用には会員費が必要なことに加えていつも混雑しており待ち時間の消費もまた無視できません。
Upsideは場所をほとんど選ぶ事なくお手軽・無料に、それでいてCostcoと同程度のガソリン代を節約できます。クレジットカードのキャンペーン割引やポイント/キャッシュバックとの併用も可能ですのでアメリカ生活の大きな節約の味方になってくれるはずです。

この記事を読めばUpsideアプリのメリットと使い方がよく分かりますよ!
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Upsideとは:アメリカのガソリン代を気軽に節約できるアプリ


Upsideとはアメリカで利用できるスマートフォンアプリの1つで、加盟店(ガソリンスタンド・レストラン・コンビニエンスストア・食料品店)を利用した際に一定の割合のキャッシュバックを受けられるサービスです。加盟店側はアプリ経由でお客さんを呼び込むメリットが得られ、Upsideは手数料を得られる広告の一種なのですが、それにより消費者が還元を受けられるのであれば大歓迎ですね。
特にガソリンスタンドの加盟は全米に広がっており、どの地域でもどんな田舎でも必ず複数の候補が見つかります。
実際のキャッシュバック率は3%前後ですが、さらに大きいのはクレジットカードのポイント還元やクレジットカードに付帯する特典(しばしば5%キャッシュバックなどが期間限定で付与される)と併用できる、という点です。大きい時は10%を超える還元率が達成できます!
Upsideのメリット

Upsideのメリットをわかりやすくまとめると以下のようになります。
- 全米どこでも対象のガソリンスタンドが豊富に見つかる
- 選択肢が豊富なので価格/距離/混雑を考慮してベターな選択ができる
- クレジットカードの割引と併用できる
- キャッシュアウト手段が豊富で使いやすい
1. 全米どこでも対象のガソリンスタンドが豊富に見つかる
他の業種、特にレストランの加盟店も少なくはないのですが、やはり特筆すべきはガソリンスタンドです。加盟店は多く全米に広がっており、どの地域でもどんな田舎でも必ず複数の候補が見つかります。
コストコガソリンスタンドは確かに安い(とはいってもUpsideを使えばそれほど差はない)のですが店舗と併設されている以上どうしても特定の場所に限られますしいつも混雑しています。このアプリを利用すれば混雑とは無縁になるだけでなく、場所と時間に縛られることもなくなります。
コストコ以外にもそれぞれのガソリンスタンドは日本と同様独自のクレジットカードや会員サービスで囲い込みを図っていますが、会員になる=利用可能なスタンドが1つの系列に限られてしまうことになり不便です。Upsideは複数系列の複数店舗が全米で使用可能なため系列店にとらわれる必要がありません。
2. 選択肢が豊富なので価格と距離を比較してベターな選択ができる
Upsideは地図の上に選択肢が出現し、それぞれの価格と割引額が表示されます。そのため各スタンドの距離と価格が一目でわかるため簡単により良いガソリンスタンドで給油することが可能になります。
しかも選択した後ワンタップで地図アプリと連動できるので非常に使い勝手がよく時間を浪費しません。
3. クレジットカードの割引と併用できる
実際のキャッシュバック率は3%前後ですが、さらに大きいのはクレジットカードのポイント還元やクレジットカードに付帯する特典(しばしば5%キャッシュバックなどが期間限定で付与される)と併用できる、という点です。
例えばガソリンが3%ポイント還元されるカードを使用した場合常時6%引きとなり、期間限定で5%引きが展開されていればその時は11%引きという事になります!

ガソリン代のポイント還元が高いカードと併用すれば常に5%越えの割引が保証されます!
4. キャッシュアウト手段が豊富で使いやすい


一番オーソドックスなキャッシュアウト(払い出し)の手段は銀行口座への振り込みです。$10以上であれば手数料無料で振り込んでくれます。またPaypal口座への振込も便利です。通常のアメリカの銀行口座をお持ちでない方もPaypalであれば簡便に口座を作れますので利用の価値は充分にあるでしょう。振込は大体2~4営業日で振り込まれます。
またそれ以外にも27種類(2023年3月時点)以上のデジタルギフトカードにすることもできます。使い道は限定されますが即座に発行されますのですぐに使いたい場合はこちらが便利です。発行料も無料ですが、最低発行額は多くの場合$10からである点は注意が必要ですね。
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Upsideのデメリット
メリットはたくさんですが、当然「アプリを使用する」という作業が必要な以上デメリット存在します。ここでのデメリットは「コストコなど直接価格の安いガソリンスタンド」を使用した場合と比較しています。
- 毎回ちょっとした作業が必要になる
- 実際の払い出しに制約がある
1. 毎回ちょっとした作業が必要になる
具体的な手順はこの記事の下部で解説しますが、簡単に示すと
- アプリを開く
- 利用するガソリンスタンドを地図から探してタップ
- 店舗で給油
- 給油が終わったらチェックインをタップ
- 使用したクレジットカードを選択してタップ
これだけです。特に使い慣れた自宅近くのガソリンスタンドですとこの作業は1分もかかりません。
確かに少なくとも2回携帯を取り出して操作することが必要なので何もしないよりは面倒です。しかし少し離れた混雑したガソリンスタンドにわざわざいって、待ち時間を浪費して給油することを考えればこちらの方が断然手間も時間もかかりません。
2. 実際の払い出しに制約がある
現金での還付は2~4営業日かかります。また少額(銀行口座:$10未満・Paypal:$15未満)の払い出しには$1の手数料がかかります。細かい話にはなりますが帰国が近くなってきたら一旦キャッシュアウトは控えて「もう車は使わない」となった時点でまとめてキャッシュアウトすることで手数料の支払いを回避できますね。
デジタルギフトカードであれば即日の払い出しが可能ですが、使い道&払い出しの金額は限定されますので銀行口座振込のデメリットを払拭する手段にはあまりならないかもしれません。
何れにせよ「安いガソリンスタンド」はその場で節約できますので即時性という点では遅れをとることは否定できません。…とはいえ、上記のメリットを覆すほどのデメリットでもないと考えます。
Upsideの節約額


Upsideの還元額は店側が柔軟に設定できる仕組みになっており、日々のガソリン代や同じ系列店であっても店舗ごとに還元額は異なります。また、当然ながら車の使用頻度が多くなればその分給油するため節約額は大きくなりますがし原油価格に影響を受けてガソリン代が高くなればよりキャッシュバック額も大きくなります。
そのため実際の節約額は個人個人・またアメリカの地域や過ごした時期によって大きく影響を受けます。海凪自身の経験では2022年の夏の3ヶ月(6月末〜9月末)で$27.89、その後の秋〜冬(10月〜2月末)の5ヶ月で$30.32でした。
秋から冬がそれ以前よりも金額が抑えめなのは
- 原油価格の変動でガソリン代そのものが抑えられた
- 寒くなって外出の頻度や距離が小さくなった
という要因がありました。8ヶ月で約$60なので1年で$90~$100くらいが節約できる計算です。
もしUpsideを使っていなかったら
- 1年で$100以上余計にガソリン代を支払う必要があった
- 毎回コストコで給油の待ち時間を浪費していた
- あるいはその中間(普段はコストコで入れられても旅先ではそうは行かない)
ということになっていましたので改めて考えてもUpsideを使用していて本当に助かりました。
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Upsideの使い方

一度登録してしまえばUpsideの使い方は非常に簡単・簡便です。ここでは新規登録〜使い方〜キャッシュバックまでの流れを実際の使用画面を用いてわかりやすく解説していきます。
Upsideの新規登録方法


新規登録はすごく簡単です。Google・Facebook・Appleのアカウントを持っていればそれぞれのログインをするだけです。Emailでの認証の場合はE-mail受け取り→認証の1段階を挟む必要がありますが、それでも大した手間はかかりませんね。認証が終わると右画面のオプション選択です。アメリカでは滅多にいないと思いますがここで高いグレードやディーゼルなど自身の車のガソリンの種類を入れておくと地図上の価格表示がそれに沿ったものになります。


通知オプションの設定もできますが、ここでは「Not Now」をとりあえず選択しておけばOKです。それが終了すると右画面のようにいつものアプリ画面が開きますのでこれで使用可能になります。
Upside使用の流れ

基本的な使用の流れは上の画像のように「1.使用する店を決定」→「2.いつも通り利用・支払い」→「3.支払い後に初回はレシート添付/2回目以降はボタンのタップ」→「4.数日後に自動でUpside口座にキャッシュバック」となります。

利用前と利用後にそれぞれ1回ずつアプリの操作が必要ということですね
初めて行く店の場合


アプリを開くと現在地周囲の地図が表示され、候補の店舗の価格とキャッシュバックの金額が表示されます。タップして表示される「Claim」をタップすると現在地のとの位置関係が示されます。
もうすでに店にいる場合や自力で着ける場合は「Got it」をタップします。地図アプリでのナビゲーションが必要な場合は「Directions」をタップすると…。


どのマップアプリを使用するかの選択肢が出てきますのでタップすると自動で選択したマップアプリに移動します。そして使用後はアプリを開くと右の画面になっていますので下部の緑にある「Upload receipt」をタップするとレシートのアップロード画面になります。


レシート画面が写真全体におさまるように写真を撮ると、右の画面のように必要な情報をアプリが読み込んでくれます。ただそこまで精度が高くないので右画面のように?が付いてしまう項目が出てきます。そのまま「Attach receipt」を選択してアップロード画面に直接行くこともできますが、不安な場合は「Review recepit」をタップすると…。


確認が必要な項目を1つ1つ訊いてくれますので確認していきます。


全ての項目のレビューが終わると上記の画面になりますので指示に従ってアップロードします。
レシートのアップロードが完了すればキャッシュバックを待つだけです。大抵数日後に自動で残高が増えます。時々確認が遅れるなどで振込自体が遅れる場合もありますが心配はいりません。
二回目以降の利用の場合

サービスを使用するところまでは初回利用の時と同様で、「店を選択」→「Claim」→「店に移動して利用/支払い」の流れです。
その後は「Upload receipt」の部分が青い「Check in」に置き換わります。
GPSの位置がうまく合わないなど地図との齟齬がある場合や、その場で「Check in」の操作を忘れてしまった場合などはレシートのアップロードが必要になりますが、逆に言うと忘れてしまってもレシートさえ取っておいてあれば心配ありません。
Check inもしくはレシートのアップロードが完了すればキャッシュバックを待つだけです。
数日後に自動で残高が増えます。時々確認が遅れるなどで振込自体が遅れる場合もありますが心配はいりません。
Upsideのキャッシュバック方法
記事の前半でも説明したようにキャッシュアウトする(実際に金銭を得る)方法は1.銀行口座振込と2.デジタルギフトカードをE-mailで受信の2種類があります。汎用性を考えても使い勝手を考えても銀行振込がおすすめです。ギフトカードは「すぐ使いたい」「ギフトカードだと割引や特典を得られる」場合に便利です。


実際の方法はアプリを開いた直後の画面で金額をタップするもしくは右上のアイコンをタップすると開かれるメニューで「Cash out」を選択することで左上の画面になります。「Your bank account」が銀行口座振込です。選択すると右上の画面になります。そのままもしくは必要時金額を変更して「Cash out」をタップすると…。


確認の画面(左)を経て右の画面になれば手続き終了です。数日から1週間程度で実際に振り込まれます。
Upsideの設定
クレジットカード
Upsideは登録されたクレジットカードでの支払いと登録店側の受け取り状況を照合してキャッシュバックを行います。必然的に支払いはクレジットカードになりますので、事前もしくは支払い時にクレジットカードの登録が必要です。


事前に登録するには右上のアイコンをタップすると出現するメニュー(左画面)から「My Wallet」を選択肢、次の画面(右)の「Add a new card」をタップすると登録画面に入ります。


Upsideはクレジットカードの情報を照合するだけなのでカード番号の最初の6桁と最後の4桁を入れればそれでOKです。名前やPINなどの登録は必要ありません。番号を入力して「Done」をタップすればOKです。

全ての番号や支払い情報を入力しなくて良いのはセキュリティ的に安心ですね!
銀行口座
初めて銀行口座に送金する場合は以下の登録作業が必要です。一回登録すればその後は口座を選択するだけでOKです。


登録は大手の銀行であればタップと自動連携で非常にスムーズに認証が可能です。一覧もしくは検索から銀行を選択し、連携の許可を進めていきます。右上の画面で「Continue」をタップすると連携先のアプリに進み、そちらのアプリの認証を終えると…。


上の画面になり、表示を読み同意をしていきます。


共有する口座は基本的に一つあれば十分です。連携に成功すると右上の画面が表示されます。


初めてキャッシュアウトする場合はもう一段階認証が必要になります。登録した名前とメールアドレスで認証を行います。これによって登録が間違っていた場合のセーフティネットになります。


Upsideから届くE-mail(左)を開いて「Confirm Account Information」をタップすると右画面下部のように「Your bank account was verified!」と表示されますので後は必要な金額を入力して「Cash out」をタップするだけです。
まとめ:簡単で確実な節約効果を認めるUpsideは万人にお勧めです!
ここまでUpsideを包括的に解説してきました。これを見ればUpsideの使い方に迷うことはないはずです。

もともと分かりやすいアプリなので迷うポイントは多くないはずです!
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