アメリカの生活においても携帯電話の契約は生活の質と出費に関わる重要な検討事項です。
住み慣れた日本・使い慣れた日本語でも適切な契約をすることは簡単ではありません。ましてや慣れない文化・言語のアメリカでは至難と言っても過言ではありません。
実際三年間アメリカで研究留学をしていた海凪も携帯電話に関しては後悔しています。「もっと早く格安SIMを契約しておけば良かった」と思っています。そして多数ある格安SIMの中でも「Tello」の使用がベストであったと考えています。
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この記事ではアメリカ3年間の経験をもとにTelloの良さと実際の契約方法について解説します!
アメリカに移住する際の携帯電話の考え方と概要については下記記事をご覧ください↓
Telloとは?:アメリカ格安SIMの最有力候補
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Telloはアメリカで人気の格安SIMサービスです。格安であることに加えてわかりやすい料金設定と多様なユーザーに対応した柔軟なプランが魅力です。
まずはメリット・デメリットの解説、その後実際の契約方法と使用方法を解説します。
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公式サイトは全て英語ですが想像以上に簡単なのでこの記事を参考にぜひ挑戦してください!
Telloのメリット:価格、柔軟性、ユーザーサービス
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Telloのメリットは様々にありますが、海凪の考えるTelloメリットは以下の3点です。
- 格安&わかりやすく柔軟な料金設定
- SMSが全世界どこでも使用可能(Wi-Fi経由での使用も可)
- eSIM利用で即時契約&解約が手数料ゼロでいつでも可能
ただ価格が安いだけでなく柔軟でわかりやすい料金設定は契約するときの安心感にもつながります。
また近年は各種サービスのSMSによる個人認証が必要なことも多いですので帰国時の連絡用のサブ回線として保持しておくことは良い選択だと思います。
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海凪は帰国後もこの回線を保持しています!
1. 格安&わかりやすく柔軟な料金設定
無料通話 & データ | データ なし | 1GB | 2GB | 5GB | 10GB | 20GB | 無制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
通話 なし | 契約不可 | $5 | $6 | $10 | $15 | $20 | $25 |
100 min | $5 | $6 | $7 | $11 | $16 | $21 | $25 |
300 min | $6 | $7 | $8 | $12 | $17 | $22 | $25 |
500 min | $7 | $8 | $9 | $13 | $18 | $23 | $25 |
無制限 | $8 | $9 | $10 | $14 | $19 | $24 | $25 |
Telloのプラン料金は非常にわかりやすく、無料通話時間と無料データ通信量の2つの条件で料金が決まります。法則としては無料通話時間が増えるたびに+$1、無料データ通信量が2GBまで+1GBごとに+$1、その後2→5GBで+$4、5→10GB、10→20GBでそれぞれ+$5となりデータ無制限は$25で固定されています。
またその月ごとの支払いなので、いつ解約しても余計な出費はかかりません。
通話とデータ通信の両方が無制限でも$29/月とかなり割安で、例えば米国通信会社大手のVerizonの制限なしプランでは$60/月と約2倍かかります。
大手も様々な割引プランがあり、家族契約やインターネット同時契約、継続使用などの条件を満たせば1台あたりのコストをかなり下げられますが、煩雑な条件と全体のコストを考える必要があるのでコスパ良く使用するのはかなり大変です。
他の格安SIMは半年〜年単位で先払いが必要な場合が多いです。もし通話品質に不満があって変更したくなった場合や留学期間の変更で契約終了したくても行えず、余計なコストを払うことになりますので契約・解約のハードルが高いです。また容量の変更も不可能で柔軟性がありません。
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ただ安いだけでなくわかりやすいプランでサクッと契約してサクッと解約できるTelloは非常に魅力的なサービスです!
インフレに逆行してお得度UP!!
このインフレが激しい2023-2024の期間で価格が上がるどころかむしろ下がっている(例:無制限&無制限コース$29→$25、同じ価格でデータ通信料UP)のは驚異的です。さらにコスパがアップしたことになります。
2. SMSや通話が世界中のどこでも簡単に利用可能
モバイル通信の回線に関しては国によって「追加料金が必要かどうか」「そもそも通信が可能であるか」など詳細は異なります。しかし共通して言えるのはWi-Fiを利用したSMSや通話はどこでも無料・簡単に可能ということです。
そのため帰国後の米国用の簡易連絡・SMS認証用として保持しておくことも月間$5~6/月で可能ですので保険としてしばらく回線を保持しておくことが大きな負担にはなりません。
3. eSIMで即時使用&解約がいつでも余計なコストなく可能
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近年の携帯はリアルSIMとeSIMの二重回線(デュアルSIM)が可能なものがほとんどです!
Tello契約時にどちらも選択できますが、一時的な滞在となる研究留学者にはeSIMでの契約を強くお勧めします。eSIM契約にすると物理SIMを手に入れる手間やコストがなく、ネットで契約したら即使用開始できますし設定時にSIMの入れ替えも不要でかんたん&便利です。
すでに日本の通信回線をeSIMで契約している方も簡単に切り替えできるので大丈夫です。日米で同時に使う必要がある人はほぼいないでしょう。
契約解除も本記事の後半で解説しますが、『マイページにログインして「Cancel Plan」をクリックするだけ』なので非常に簡単です。月ごとの契約なので解約にも余計なコストはかかりません。
Telloのデメリット:格安SIMとしての注意点
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しかし、Telloにもいくつかのデメリットがあります。通信網や通信制限は知っておかなければならない格安SIMの特徴です。一方で格安SIMの中での「Tello特有の」デメリットはほぼ皆無です。
1. 通信網はT-Mobileを使用
格安SIMには使用する通信網(大手が保有)を選ぶことができる会社もありますが、Telloの場合は選択の余地がなくT-Mobileになります。そのため居住地域のT-Mobileの通信網が弱い場合には不便になる可能性があります。その場合は通信網を選べる格安SIM会社を選択するか、お目当ての通信網を使用することができる会社を選択する方が良いです。
居住地域がどの程度カバーされているかは各通信会社の公式サイトから簡単に調べることができます。ご参考までにTelloのページのリンクを貼っておきます。
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2. 時間帯によって通信制限を受ける
これは日本の格安SIMにも当てはまる格安SIM全体のデメリットですが、高いコストを支払っている大手通信会社のユーザーが通信網を優先的に使用できます。そのため通信が多くなりがちな平日朝と夕方、土日の夜間などは通信制限を受けて速度が落ちることが増えます。
ただ、アメリカでは公共Wi-Fiが充実していますし自宅でWi-Fiを使用しているのであればそこまで気にならないはずです。
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Wi-Fiの利用が難しく携帯の通信に依存している場合は大手の契約が良いかもしれません…
格安SIMと他サービスの比較:料金と使い勝手
Telloのデメリットは他の格安SIMのデメリットと共通します。そのためまずは大手通信会社との直接契約、日本での仲介業者との契約と格安SIMの契約の比較をする必要があります。
簡易的な表を以下に載せますが、詳しくは記事「海外留学時の国内携帯4つの選択×現地携帯4つの選択についてわかりやすく解説!」をご覧ください。
Verizon 5GBプラン | ハナセル 2GBプラン | Tello Value plan | ハナセル 低額プラン | Tello 最安プラン | |
---|---|---|---|---|---|
月額料金 | $27(10ヶ月後) | $49 | $14 | $9.99 | $5 |
データ通信 | 5GB | 2GB | 2GB | 0GB ($0.27/MB) | 0GB |
通話 | 制限なし | 制限なし | 制限なし | $0.27/分 | 100分 |
テキスト | 制限なし | 制限なし | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
この表はほんの一例にしか過ぎませんが、米国通信会社大手や日本の仲介業者の価格設定は格安SIMに比較して明らかに高額です。特に日本の仲介業者は日本語サービスを提供するために日本の会社も挟むことになるのでコストパフォーマンスでは格安SIM会社には圧倒的に敵いません。
米国通信会社大手であれば1. 安心感、2. 繁忙時の接続安定性、3. 対面でのサービスが可能、日本仲介業者であれば1. 安心感、2. 日本語対応、3. 契約・解約時の日本国内での利便性といった強みがありますが、その強みが支払うコストと見合っているかはよく考えるべきです。
- 大手という安心感
- 混雑時の接続速度の安定性
- 対面サービスの利用が可能
- 日本の会社の安心感
- 日本語対応の安心感
- 契約・解約が日本で可能
ただし、米国大手通信会社は継続期間やファミリープラン他のサービスとの抱き合わせでの割引など、条件が揃えばよりお得なプランに加入することができるかもしれません。
- 圧倒的にコストパフォーマンスが優れている
- 契約内容が簡素でわかりやすい(ことが多い)
- 英語で契約・解約する必要がある(日本の仲介業者との比較)
- 繁忙時に通信が不安定になる(米国大手・日本仲介業者との比較)
- 対面でのサービスが不可能(米国大手との比較)
アメリカの主要な格安SIMサービスの比較4選
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アメリカには多数の格安SIMサービス会社が存在します。主要なプロバイダーにはTelloの他にMint Mobile・Visible・RedPocket・Boost mobile等があり、それぞれ特色が異なります。数多くのサービスを比較しても煩雑になりますので主要な4サービスを簡潔に表で比較し解説します。
Tello | Mint Mobile | Visible | RedPocket | |
---|---|---|---|---|
通信網 | T-Mobile | T-Mobile | Verizon | 3社から選択可 |
最安料金 | $5 | $15 | $30 | $15 |
データ通信 | 0GB〜 | 4GB〜 | 無制限 | 3GB〜 |
無料通話 | 0分〜 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
eSIM | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
強み | 柔軟な価格設定 | ローミング可 | Verizonの通信網 | 通信網を選べる |
Telloが一番価格設定が柔軟で最安価格も$5とお手軽です。帰国後も回線を維持したい人はTello一択です。
Mint Mobileは格安SIMのなかで一番人気があると言われており、家族割引や先払いを利用することで最もコスパ良く利用することが可能です。ただ逆に言うと身軽さはあまりありません。
Visibleは米国で最も通信網が広いVerizon(日本のdocomoによく似ている)を使用しており、日本のahamoとだいたい同じと捉えることできます。
RedPocketは主要な通信網であるVerizon・T-mobile・AT&Tのいずれも選択できるところが明確な強みと言えます。
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通信網がT-MobileでOKならTello一択です!
Telloの実際の契約方法
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まずはプランを選択します。方法は簡単でトップページにアクセスするとプランを選択する画面が上画像のように表示されます。好きなデータ通信量と無料通話時間を選んで「I WANT THIS PLAN」をクリックすると…
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アカウント作成の画面になります。名・姓・メールアドレス・パスワードを入力するとそのアドレスにメールが送られるのでメール内のリンクを指示通りクリックして認証を済ませることでアカウントがつくられます。もしくはFacebook・Google・Appleのアカウントをそのまま流用することもできます。
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作成されたアカウントにログインすると…。
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選んだプランに沿った料金表が出てきます。
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物理的なSIMカードを注文する場合は$2のコストがかかります。さらに郵送方法によっては追加のコストがかかりますので、繰り返しますがeSIMが使えるのであればeSIMがお勧めです。
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物理SIMの場合には郵送方法を選びます。無料でも可能ですがその分契約した通信が使えるようになるまで日数がかかってしまいます。とはいえ迅速な郵送でも2日かかる上に$15ドルもかかるとなるとしんどいです。
支払い情報(クレジットカード)を含めた全ての入力が済むと上画像の下「FINALIZE ORDER」に色がついてオーダーできるようになるので価格をチェックし終わったらそこをクリックすると…
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Order Statusが処理中(Processing)になり…
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「Order Successful」になったら注文/契約完了です。
注文が完了するとメールが送られてきます。
メールや公式ページからログインするとみられる「My Tello」に使用を開始するまでの方法が解説されています。eSIMの場合はQRコードを読み込めばあとは順に出る案内に従って入力やタップをすれば簡単に設定ができ、数分で回線の利用が開始できます。
Telloの契約解除方法:非常に簡単
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Telloは契約も簡単ですが、契約の解除はもっと簡単です。
トップページから右上の「My Tello」をクリックしてログインし、左メニューの「DASHBOARD」を選択すると現れる「My Plan」ボックスの直下「CANCEL PLAN」をクリックすると…
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よくある「契約解除の理由」を聞かれますのでどれでも良いのでクリックし、下の「Are you sure you want to cancel your plan?」の右にある「YES」ボタンをクリックすると自動更新が止まります。
契約期間中はサービスは使用できますが、次の更新期限が来た時までそのままにすると自動的に回線は使えなくなります。この時に同じ番号は使えなくなる可能性があるので注意です。
もし同じ回線を維持したい場合は一番ベーシックなプラン(データ通信なし・無料通話100分)にプラン変更することでわずか$5で電話番号をキープすることができます。
帰国後にSMS用・旅行用に回線を保持しておく際に大事な設定
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帰国後にも回線を維持する場合は以下の設定を忘れずにしましょう。
- 副回線にする・必要時以外はオフにする
- Wi-Fi通話をオンにする
- データローミングをオフにする
- My Telloの設定ページで「Text Messages」をONにする
1~3は携帯電話側の設定で変更します。日本でSIMの通信回線を使ってしまうと通話(どんなプランでも)でもデータ通信(0GB契約の場合)でも余分な料金がかかってしまう可能性があるのでもしもの時にSIMの通信回線を使ってしまわないようにしましょう。
Telloのカスタマーサポート
![Customer-support](https://kainagi.com/wp-content/uploads/2023/04/centre-for-ageing-better-I-1cKK1-bnY-unsplash-1024x522.jpg)
Telloのカスタマーサポートは原則としてチャット・メール・電話のみの対応です。メールはやりとりに時間がかかりますし、電話は我々非ネイティブにとって非常に厄介ですので可能な限り公式ページで問題は解決し、解決困難な時はチャットで相談するようにしましょう。
そもそも格安SIM会社は対面サービスを削ることで低価格を実現しています。対面でのサービスをご希望の場合は余分なお金を払って大手通信会社と契約するしかありません。
![海凪](https://kainagi.com/wp-content/uploads/2022/10/ba288793d05df73acfc10e3deb664456.png)
当然英語(+スペイン語)のみなので対面サービスを受けたい日本人は少ないとは思いますが…
まとめ:格安でお手軽なTelloはアメリカ格安SIMで最もお勧めです
![phone-reasonable-SIM](https://kainagi.com/wp-content/uploads/2023/04/phone-g9d6007a1d_1280-1024x430.jpg)
金銭的に忍耐を強いられがちな研究留学ではなるべく安く生活をインフラを整えることは非常に重要です。一方で安さを追い求め過ぎて複雑な条件を達成したり複雑な手続きやトラブルに時間を取られることは本来の留学生活に使える限られた時間の使い道として理想的とは言えません。
![海凪](https://kainagi.com/wp-content/uploads/2022/10/f8562e6bf36e33d2f5e79c7b9444f47d.png)
ぜひTelloをサクッと契約し、コストパフォーマンスとQOLを両立した研究留学生活をお過ごしください!!
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